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ハマリモノ

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せな。

せな。

背もたれが欲しくてこの椅子を買ったと言っても過言ではない。や、さすがに過言か。

折り畳み人間になると決めてしまったので、折り畳みスツールには背もたれが無く、自ずと背筋が三次元に捻れた。寄りかかれる場所を探して水を抜いたユニットバスに挟まって読書をした夜もある。乾いた水死体かよ。

そんなわけでハイバッグチェア。人をダメにする奴じゃないから大丈夫かと思ったけど大分ダメだった。背もたれこそ正義。すっ

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ボニークライフ。

ボニークライフ。

煮る、焼く、蒸す、に次ぐ第四の調理法、即ち「真空低温調理」という、いきなり必殺技みたいなのが繰り出す展開が気に入っている。

要するに食材をジップロック的な袋に入れて真空状態にしたものを、一定の温度を保ったお湯に入れて熱を通す調理法。料理版サーモスタット。

食材が固くなるギリギリの温度を保って調理することが出来るので、柔らかい肉料理をほぼほったらかしで作れたりする。というか料理の名を借りた実験感

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ユパン。

ユパン。

電子レンジで生活してるので基本的には鍋の類いは持っていない。唯一使っているのがこのミルクパン。

お湯を沸かす方法を考える。
電気ケトルは便利そうだけど、お手入れが面倒くさいそうだし、たかがお湯にコンセント一個占有されたくない。ヤカンは意外と小さいサイズが無く、それならいっそ鍋にすれば茹でたり煮たり出来るかと欲が出てくる。かといってあまりデカい鍋にすると電気ケトルの沸騰の早さに未練が生じる。

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サンドニッチ。

サンドニッチ。

余った作り置きを期限切れのパンに挟んで持ち運ぶ日々。それはお弁当作りをサンドイッチの具大喜利に変換できるライフハック。

コスパとポータビリティがベストアンサーだと信じて疑わなかったけど、食パンからおかずがはみ出してぐちゃっと潰れたハードコアな弁当は世間的にはバズらなかった模様。

何かを捨てれば煩わしさから解放されると信じている。

お掃除ピポット。

お掃除ピポット。

非常識な時間に洗濯機を回さない事と、非常識な時間に掃除機を掛けない事が、唯一の常識と思って生きている。そんな訳でフロアモップ的な物を愛用してきたが、毎回のシートの脱着が億劫になりシリコン製のホウキを買ってみた。

使い心地はホウキというより床用のスクイージーみたいな感じ。チリトリで毎回ホコリを集める時にフロアモップの時より達成感を感じる。シリコン製なので水洗い出来るのも嬉しい所。

たまにゴムと床

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でこで。

でこで。

おでこで瞬時に測れる検温計が予想通り精度ガバガバだったけど、パーティーグッズと思って検温するには良い。

だるい時はお熱なくても休みますし、熱がある時は検温するまでもなく覚悟の時。

マニアックス・フリークス。

フェチとか癖とか狂とか、程度の違いこそあれ、誰にだって人目を憚って何かに傾倒しているものがあるはずで、その一端を垣間見るのが好き。

その界隈だけで通じる流儀や作法や美学が脈々と生き長らえている様をチラ見して、グッときたりゾッとしたりしている。

背徳感というより親近感に近いのかもしれない。

排汗。

すペ3のお手入れ方法としては基本丸洗いに対応してるんだけど、

この時期は熱い湯に浸して汗腺を全開にしてから汗腺に蓄積した老廃物を一気に洗い流して再び冷水かけて汗腺を閉じるというひと手間を心掛けている。

汗じゃなくて果汁が出ればいいのにって毎回思いつつ、今日もサウナに行きたい。

「読書って楽しいの?」

「没入感と達成感があって割かし好きです」

「何読んでるの?」「寂れた映画館を舞台にした人間模様を犬の目線で描いた話です」「へー面白そう!最後どうなるの?」「まだ読み終わってないから分からないです。

貸しましょうか?」「や、終わったら結末だけ教えて」「どこでもドアでいきなり山頂に行くようなもんですよ、それ」「文章は読みたくないけど読書はしてみたいんよ」「もう大人しくドラえもん読んでて下さい」

コミュレス。

いわゆるコミュ力ってヤツは、奥さんの手料理が美味いとか彼氏の実家が金持ちとか、そういうあったらあったでより良いけど無いなら無いでしょうがない類いのステータスだと思う。

意思の疎通が図れるなら、それでいいじゃないか。

ラーメンを食べたい気持ちの3割はメンマを食べたい気持ちが占めている。

メンマ美味いよね。

やっぱり断面はなるべく正方形で食べ応えがあった方が良い。食感で言えばシウマイ弁当の筍。塩味も良いけど甘辛くて少しクスリっぽい香りがした方が不思議とそそる。

メンマが山盛りにトッピングされたメンマラーメンなるものが、チャーシューメンと同じ値段だったので、「そういう事じゃ無いんだよな」と呟いて普通のラーメンを食べた。

まぜない。

納豆は、混ぜないで一口に切って口に放り込むのが好き。容器はベタベタしないし他のおかずへの影響も少ない。

「よくまぜた方が栄養価が高いんだよ」と言われるけど、「栄養価目的で食べてる訳じゃないので」っていつも思う。

ナットウキナーゼをその口にねじ込みたい。

どうも緑のゾウです。

芸人さんがいわゆる出オチで笑いをさらった後に、「どうも○○です」で、もうひと笑い取るヤツがすごい好き。ビートたけしさんがカブリモノで登場した時のヤツと言えば分かりやすいかもしれない。

そこに最適なフレーズをチョイス出来るワードセンスを日常生活に於いてももっと評価すべきだと思う。単純に憧れる。

意識高い系雑誌発信でこぞってワードセンスを磨く世の中になればいいのに。

分不相応フェチ。

身の丈に合わせる事に余念のない自分だが、分不相応はそれはそれで好き。

弱小チームに一人だけいるスター選手、整った顔とブサイクのカップル、やたらとハイスペックなPCをあてがわれた時の無駄な描画処理速度。哀愁と不安定さとドラマがある気がする。

ブランド服がちっとも似合ってないダメ大人には普通にイラッとするので、何か自分の中で微妙なラインがあるんだろうな。