ポップカルチャージャパン



この歳、22で初めて日本のアニメカルチャーの偉大さに気づく。


わたしが好きなのはハリーポッターみたいなファンタジー。



日本の2Dの世界より、
3Dで見事に描くドラゴンや西洋絵画の奥行きや陰陽の技術の巧みな海外のカルチャーに魅了されていた。



新門紅丸に出逢うまで。


わたしにも好きなアニメはあった。
「青のエクソシスト」というアニメはたまたま何年か前の土曜夕方(?)のアニメで1話から見る機会があり、ハマって映画も観に行った。


性格上、ハマったらとことんハマる性格なので、愛したものは狭く深い。


そういうアニメに至ってはOPソングが最高に良かったりする。ちなみにUVERworldが歌ってたな。



最近彼氏の影響で、「炎炎ノ消防隊」というアニメをネトフリで最新話まで観た。

わたしを魅了するアニメは本当に少なく、我ながら狭き門だと思っているが、このアニメにはなんとなく“青エク感”を感じていて、わたしにはそれが良いスパイスになり、ハマったようだ。


つくづく、ファンタジー感がいいんだろうな。と思っていた矢先、この歳になり、「新しくアニメを観る」という行為にとても意味があったのだと思う。


それは、
今になって、今だからこそ、
本当に大切なものを教えてくれるからだと感じた。


ある程度現実に疲れた人の為だけではない。


少年、少女の心を取り戻すだけでなく、純粋な気持ちとはなにか、本当の正義とはなにか、、、

ドラマよりもかけ離れた2Dの世界で、
別次元と分かりながら、なにかリンクするものを感じながら、時空と次元を超えて彼らと冒険、葛藤、対戦、成長、そして笑って泣いて悲しみ、喜んで怒り、恋する。


ハッピーエンド、バッドエンドを予測する終わりではなく、過程を存分に吟味し楽しむカルチャーが日本にはある。


絶対に存在しない世界を描くアニメカルチャーの担い手は、思った以上に紙面深くに根を生やす。


存在しないキャラクターに生を与え、架空の街を勢いよく踊り狂わす。



やるせない現実を生きる者たちに、死ぬほど思い切り心に揺さぶりをかけて愛を教えてくれるようだった。



恋をする。

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