価値観の変化を加速させる一年に Vo6.
あけましておめでとうございます
新年、あけましておめでとうございます。
本日より弊社も営業をスタートしています。
年末年始は久しぶりに静かに妻の実家と山の家で過ごさせていただきました。
飲食店様や小売店様は繁忙期のところが多いと思いますが、弊社は10年以上前から年末年始の長期休暇を従業員の皆さんに取得していただいています。
正月明けの社内は、年末年始をどう過ごしたのか、そんな話題で持ち切りです。
常識を疑うよりも目的に沿って決断していく
私の経営する会社はアパレルのリユースショップです。
大型の販売店をロードサイドに構えています。
年末年始の交通量はピークに達します。
通り沿いにある大手量販店や大手アパレル店の手間では渋滞が風物詩です。
弊社の店舗も営業していれば多くの来店数が期待できる良い立地です。
営業していない弊社の店舗を知る友人からは「人が多い年末年始になんで営業しないの?」と聞かれたりしますが、弊社の店舗は営業しないと決めています。
商才は無いので、言われたら「確かにそうだよなぁ。」と思うこともありますが、やはり、目的を達成できないと思うので、今年の年末年始も多分、、、休業にすると思います。
年末年始の休暇を取得する目的
目的は弊社で働く社員の多くは全国各地から都内に出てきて弊社とのご縁を感じていただき、働いてくれています。
小売業にとって、年末年始は稼ぎ時かもしれませんが、異なる業界は年末年始の休暇を取得して実家に帰省したり、ご家族で過ごす時間が多い時期です。正月ぐらいは、親族一同が集まる、なんてご家庭も残っていると思います。だから、帰省してもらったり、親孝行の時間に充てて欲しいと願い、年末年始の休暇を推奨するため、休業としています。
何のために仕事をして貰っているのか
なんのために集まり、なんのために仕事をしているのか?
経営者として何らかの決断をする時、自分の内なる心というか、大切にしていることがあります。それが「企業理念」です。
企業理念やミッションやパーパスなど、定義は様々ですが、「企業理念」こそ、弊社の存在意義と定義づけしています。
社会貢献は当たり前、社員の生活向上にも貢献する
私達の中核ビジネスはファッションのリユース事業。
事業を通じて、不要なモノを即換金、地域経済にプラスの影響をもたらしている事業だと認識しています。
また、地域社会とのつながりを大切にするため、完全無料で催事スペースを開放する取り組みも行っています。
そんな事業や社会貢献に対する取り組みが継続できているのも、すべて従業員の皆さんの尽力があってこそだと認識しています。
だから、社員の生活向上にも物心ともに貢献すると決めて、判断に迷う時の軸としています。
その一つが、繁忙期の年末年始休暇に目的を優先し、休暇を取得する決断をしただけの事です。
熱意を持って仕事をする社員は5%??
そんな記事が1月3日の日経新聞に上がっていました。
米ギャラップの調査ということですが、日本は世界の最低水準だとか。
30%を超える米国、20%前後の北欧諸国を大幅に下回っています。
私も同感ですが、商品もサービスも大きくは変わらない時代に対応する従業員一人ひとりの考える力や実行する力が益々、問われていくと思います。
社員が仕事に情熱を持てない状況では企業の成長は望めないと思います。
価値観の変化を加速させる
時代の変化に伴い、価値観の変化は多様化を辿ります。
働き方、働く場所(オフィスの在り方等)は昨年で大きく変わりました。
業務委託や副業の拡大、AIや介護や医療ロボット、ARやVR市場に付随するサービスの拡大、メタバース、、、数年前には当たり前でなかったことも当たり前に近づいていく。進化だけではなく、自然災害も同様にこれまでの常識とは異なるようなことも起きる気がしてしまいます。なんだか、捉えきれないようなスピードで2022年以降、過ぎていく気がしていますが、それは社外の話です。
社内を見渡すと従来の価値観のまま仕事をしている光景が気になってきます。生産性を上げるとか、そういう視点ではなく、一定の情報やインプットをした上で顧客視点に立てば立つほど、情報として挙がってこないような顧客の価値観の変化に気付き、果たして順応できているのだろうか?と不安になったり、気になる部分が多くあります。
「同じ仕事を同じ品質で同じ納期で手掛け続ける」ことの価値では一部のブランドを除き、私達の業界もサービス業界も不十分。むしろ、十分なのかもしれないし、引き算さえ必要な時代だと思います。
変化を恐れず、促すに留まらず、変化を起こす一年を過ごしていきたいと思います。
今年は新たなプロジェクトも考えていますが、創造性の高い仕事ができるように仕込みしていきたいなぁと思います。