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「経営感覚を持って欲しい」という願いを持ちながら会社を牽引する経営者が身の回りでも多いです。
私も経営感覚を持って欲しいと上位管理者に伝えることがあります。
経営感覚は経営者が持っていればいい
そう、実は本来、こう思っています。
私が社員の立場で経営者に「経営感覚を持って欲しい」と言われたら、多分、こう反論します。
「であれば、経営感覚を持つためにも、経営に参画させてほしい」と。
友人経営者と話をしていて感じることがあります。
それは私自身(つまり弊社)が権限移譲している領域が大き過ぎるということです。
23年も経営してこれたので言えますが、私は私なりに外部環境(PEST分析を始め、業界分析や異業種分析など)や内部環境(日報や数値実績や社内のメンバーとの接点から能力やマインド、スキル等を把握)をインプットした状態で近い将来、訪れるであろう何らかの脅威や変化を予測して、早期に準備してきたからだと思います。
ですが、それでも、トップダウンで決めるのではなく、常に衆知を得るために戦略実行のタイミング含めて意見を聞いたり、戦術の採択などは基本、任せているし、中期ビジョン達成のために必要なことを議論する会に入社3年目のメンバーをジョインさせたりもしています。
経営に参画したいなら経営感覚を持ってほしい
そう、会社の重要な戦略や方針やルールなどの意思決定の場に影響したいのであれば、経営感覚?事業家感覚?ぐらいは最低限、持ってほしいなぁと思うわけです。
✅投資コストとリターン
✅メリット、デメリット
✅失敗した際のリスクヘッジ
✅なぜやるのか、なぜ今なのか
✅そもそも、動機はどこにあるのか
23年経営してきて思っていること。
権限委譲するから仕事は面白くなるし、やりがいを感じて貰える方も多いということ、これは出会えた素敵な社員、仲間たちからの声や実績から理解できたことです。
どんどん権限移譲してきたので、80%以上のルーティンワークを手放すことができたから、会社の将来を考えることが出来るようになり、まだまだですが、事業成長を続けてこられているのだと思いますね。