より良い労働環境は決断と社風で Vol.27
今朝の日経新聞。
私たちの生活に影響のある「ダイナミックプライシング」の記事、そして「小売業の人材不足」の記事がありました。
取り上げながら、自社の現況も触れてみました。
「平日休み、割安で良いんですよね」
社員と食事をする機会が多い弊社。
社員から「平日休み、割安で良いんですよね~。」という声を耳にすることがある。
全業種ではないかもしれないですが、大半の業種は「需要」と「供給」で「価格」は決まるはご存じの通りです。
以前から星野リゾートの星野さんも繁忙期を閑散期へ移動することで繁忙期の価格上昇を牽制したいという話をされていますが、「需要」と「供給」を企業側がマネジメントしていこうという発想。
その施策として「ダイナミックプライシング」が有効であるという考えです。
私自身も非常に良い施策だと思っています。
価格は需要と供給で決まるというシンプルな値決めを真正面から受けとめる消費者が増えることは日本経済に良い影響を及ぼすと思うからです。
ユニクロさんが良い例ですが、ロープライスや値下げを発表すれば称賛され、苦渋の決断の上で値上げをすると称賛を忘れたのか、袋叩きにあうような国民性から脱却しない限り、世界とは戦えないですしね。
小売業で35%の企業が人材不足を実感
小売業で35%の企業が人材不足を実感している。
そんな興味深い記事も上がっていました。
この解決方法につながるかもしれない施策の一つに「ダイナミックプライシング」もあると思います。
基本的には土日祝休みではない小売やサービス業。
業界が異なると友人との時間が合わ難いことも人材不足の理由の一つかとは思います。
とはいえ、社会人(サラリーマンでも業務委託でも同じ)になれば、これまでの学生生活とは異なり、お客様からお金を戴く仕事によって正当な対価を得ることができるビジネスパーソンに変わります。
覚えることは業種は異なれど、沢山ある。
覚えて終わりでもなく、アップデートし続ける学習人生、そして多量の情報に身を置く社会人生活が始まります。
だから、毎日の生活の中で、疲れた脳みそや身体を休める時間は本当に重要だと思います。
学生時代のように、毎晩のように、友人と会い、食事をしたりする機会はドンドン減っていきます。
パートナーができれば自分の時間は減ります。
もし、管理職などの職位に就けば後輩や部下の教育という課題に頭も悩ます時間も増える。
だから、きちんとリフレッシュできる時間を大切にして欲しいと経営陣・企業側は古い考えを捨て、見直す努力も必要。
制度や社風で改善する努力を重ねよう
弊社ではリフレッシュ休暇に近い制度がある。
公休日の他、この2年間、全社員が5連休の休暇を100%取得してきた。
店舗人員が潤沢に存在している訳ではないが、持ちつ持たれの精神で協力し合っている社風が労働環境を支えている。
経営陣も社風に甘えることなく、年末年始は繁忙期という固定観念を10年以上前に捨て、年末年始は連休を取得させたり、5連休制度を導入したり、有給取得率の向上も目標にしてきました。
毎月の公休日については完全シフト制とし、希望休を出来る限り叶えられるように相互に調整し合うことを基本とし、小さなお子様を持つ社員はお子様のイベントに積極的に参加できるようにサポートし合う風土がある。
そう、私たちの業界は多くの商品は定価以下で販売するリユース業界であり、「ダイナミックプライシング」を活用し難い業界だからこそ、様々な制度を過去から現在に至るまで考案してきたが、制度のみで満たすことはできないことを知っています。
結局、制度よりも経営陣の決断や社風だと思う。
つまり、「できた社員」達に弊社の労働環境の改善は助けられているし、支えて貰っていることを経営陣は認識している。
そんな「できた社員」達と共に一緒にファッション×リユースや古着業界で楽しく働いてみたい方はぜひ、エントリーを(^^♪