過去から現在まで、歪な環境下で個人としても事業家としても経営者としても経験を積んできました。

それなりの経験を積んできてしまった(笑)こともあり、説明会や選考の場面では学生さんに、社外では若い経営者の方に質問されることがあります。

それは「ビジネスパーソンとして成功するために必要なことは?」という問いです。

成功者でも何でもないんだけど、ビジネスパーソンとしては瞬間最大風速でも社内No1の結果(22歳)を残し、翌年(23歳)から事業家としてゼロイチを経験、時代の変化に順応しながら経営者として葛藤を抱えながらも組織を牽引してこれたのは「経営感覚」というものを早期に自身の中に醸成できたからだと思います。

経営感覚とは


シンプルに綴るとすれば「お金と時間の使い方を自らの意思で選択し、良い結果は周りのお陰様、悪い結果は自分の責任」と思える感覚のことだと思います。

経営者には必要不可欠な感覚であり、ビジネスパーソンとして成長する上では有効な感覚だと私は自分自身の経験や成長過程の中でそう感じています。

経営者は限られた「お金」と「時間」を活用して「商品・サービス」を創り、お客様に提供する。その対価として「売上」をいただき、必要な経費を支払い「利益(もしくは損失)」という成果を残す。その活動記録を決算書としてまとめ、税務申告の上、納税する。また、従業員を1人でも雇用すれば経営者個人から組織に変わり、従業員の雇用を守るという責任を自らの意思と決断によって発生させる1200人に1人という稀有な生き物。

経営者という稀有な生き物


経営者は稀有な生き物であることは数字からも事実である。

多くのビジネスパーソンは経営者になる必要性も感じていないし、なりたい理由も存在しない。

でも中には、自らの意思と選択によって生まれる結果に対して100%の責任を負うという生き方に「粋」を感じるような人は存在する。そんなビジネスパーソンは経営者の類似体験をしている。

それは目の前のビジネスに対して「参加者」ではなく、「主体者」として関わり、事業成長も事業衰退も自分の意志や決断、行動の結果だと理解できているレベルの人。

だから「自分が経営者だったらどうする?」という質問を闇雲に従業員にすることはお勧めしないけれど、上記のような段階に入り、経営感覚を理解して行動できている社員に対してすることはお勧めしたいと思う。

主体性を発揮するビジネスパーソン


もっと前段階ですが、主体性を発揮するビジネスパーソンは業績の良い会社では多く見られる。

私が定義する経営感覚から抜粋すると「良い結果は周りのお陰様」であり、「悪い結果は自分の責任」と受け止められるビジネスパーソンが多い会社は業績の良い傾向にある。弊社も同様ですが、入社1年目、2年目であっても課題解決のために思考して主体的に行動できる人が多い会社は良いですよね。

もし、自宅に帰って自宅が火事で中に子供が取り残されているとしたら、水をかぶって火中に飛び込むだろう。

傍観者のように「火事だ~~~っ」と叫んで消防車も手配しなかったり、消防車は呼ぶけど、指を加えて到着を待つとは思えない。

主体性を発揮するビジネスパーソン(経営者予備軍)は全て我が事、自分事で捉えて、課題解決に向けて行動する人。「経営感覚」はそんな主体者にしか醸成されない。

平均年齢28.9歳、平均年収は業界トップクラス。心温かく、主体性を発揮している先輩たちと一緒に仕事をしてみたい方、是非、エントリーしてみてくださいね。


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