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【虹ヶ咲6th/7th】2024年のベストステージは、あなたでした【相良茉優】
早いもので2024年もまもなく終わりですね。
今年1年を振り返ると、僕は仕事がめちゃくちゃ忙しくて、、、繁忙期と閑散期の波などなく、常に繁忙期な感じでした。平日は。休日はそんな溜まったストレスを発散したり、非日常を味わいたくて、色々な作品やアーティストのライブイベントに参加していました。
…で。集計して気が付いたんですが、"ライブ"(トークイベントとかは除く)だけで17回、文字通り毎月行ってました。どんだけやねん!
※結果は最後にまとめました。
一年間これだけ色々なライブに参加すると、各公演で強く印象に残ったステージというのがあります。その中から、今年のベストステージはこれだった!!!
…ということを熱く語る記事になります。
※個人の感想です
※比較する意図はないので、以後の「良かった」等の表現は「解釈一致した」くらいの感覚で見てくれると嬉しいです
虹ヶ咲6th「背伸びしたって」
単刀直入に言います。
虹ヶ咲6thで披露された「背伸びしたって」(by中須かすみ役 相良茉優)
これが2024年に参加したライブでの個人的ベストステージでした。
ついでに言うと2番目に良かったのが虹ヶ咲7thの「Poppin’up」でした。
初めに断っておくんですけど、僕の虹ヶ咲の推しキャラはしずくちゃんなんですよ。かすみんじゃなくて。でも、だからこそ強く心を撃たれた気がします。
虹ヶ咲の6thはラブソングがテーマのアルバム「Fly with You!!」をなぞるセットリスト構成になっています。甘々系からあざとい系など、12人のキャラクターの個性が光るラブソングが収録されたアルバムです。
かすみんはスクールアイドルとして「かわいい」を徹底追求する子で、1stアルバムの「ダイアモンド」を皮切りに、「かわいい」を軸に「楽しい」寄りの曲が多かった印象です。しかもその表現は真っ向勝負で来ることが多く、「Margaret」のようにしっとり系の曲でも、かわいさにかける部分はド直球でした。
今だから白状するんですけど、「Fly with You!!」発売から6thライブまで仕事が忙しすぎて精神面でもかなりボロボロだったので予習する余裕がなかったんですよね。なので推しのしずくちゃんの「小悪魔LOVE」以外は全く予習せずに行きました。
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「小悪魔LOVEが来たら自分は死ぬ…ありがとう…いい人生だった…」
そう思ってライブ会場に行ったんですけど。
※ちゃんと聞いて発狂してました、ご安心ください
予想外なところで感情を破壊された、それが「背伸びしたって」でした。この曲は今までのかすみんとテイストが違うというか、あざとく「かわいい」を作って狙って訴求してくるかすみんではなく、その奥底にある繊細な心情をそのまま詞に載せた曲のような気がします。
あなたまでの距離 あとどの位
高いピンヒール履いたら その唇届くかな
短い髪が肩にかかる頃には
あなたに相応しい 女性になっていたいな
押し付けられたかわいさではなく、「か、かわいい…」とこちら側から自然と思ってしまうような、そんな歌なんですよね。
ライブの演出では、ひな壇のようなステージになっていたんですけど、この曲の雰囲気に合わせて徐々に階段を昇っていく演出で、それが今までの曲とは違い大人の階段を上がっていくようになっていました。
そして何より相良茉優さんのパフォーマンスが最高だった。
これまでにない大人っぽいかすみんを演じつつ、「素敵な恋愛したい つまでもラブラブでいよう」みたいな、歌詞から時折見える幼い所は、まるで幼さを残すような笑顔を混ぜているのが印象的で、大人の階段を昇りつつもまだ少女なかすみんの繊細な心情を見事に表現していたのが最高でした。
特に間奏中のアンニュイな表情ですよ。。。
円盤持ってる人はぜひそこを見て欲しい。
あと虹ヶ咲はソロなので、Kアリーナと相性いいですよね。あの大スクリーンでキャストさんの顔を常に映してくれるので、繊細な表情をしっかりと受け取ることができたのもまたぶっ刺さったポイントだったと思います。
虹ヶ咲7th「Poppin’up」
虹ヶ咲7thは、劇場版「えいがさき」のストーリーになぞったセトリになるんだろうなぁ…と思いつつ、新曲を歌ったのは12人中5人だけ、かすみんも新曲がない側だったので、セトリが読めないライブでした。
とはいえ6thのことがあったので、まゆちなら絶対何かとんでもないパフォーマンスをすんだろうな…と身構えながら参加しました。その通りでした。
何なんですか???あのPoppin’upは!
あの曲が出たアニメ1期2話って、みんなやりたい事がちがう、それが原因で一度はバラバラになった同好会が、みんなのやりたいことを実現する場に変えるターニングポイントの話だったと思います。
かすみんは「かわいい」を追求する子なので、Poppin’upはあの場面で出たこともあり、特にかわいいに極振りした楽曲だと思っていたんですけど、歌唱とパフォーマンスそして表情の全てがアニメ本編や3rd以上に最高のパフォーマンスに進化していました。
「かわいい」、「楽しい」を軸にしながら、歌詞に合わせて表情がコロコロ変わるんですよ。。。特にサビ前に見せるかわいさ全開の表情と2番に入る直前に指ハート入れてくる所も最高でした。
そしてこれは全員に言えることですが、蓋を明けたらコロナで声を出せなかった虹ヶ咲3rdのリバイバル公演みたいなセットリストになっていて、当時からのニジガクの進化を感じられる、素晴らしいパフォーマンスのライブだったと思います。
キャラクターを背負った【役者・相良茉優】の凄さ
ラブライブ!シリーズのライブには色んな意味を持ったステージがあると思うんですが、「キャストとしてキャラクターと向き合った答えを表現する場」という意味も、特にソロで立つ虹ヶ咲のステージには込められていると思います。
こういう場では単に「歌がうまい」、「かわいい」、「ダンスがキレキレ」等だけではなく、”演じるキャラクターが一番よく見えるパフォーマンスとは何か”、この深掘りが求められるわけです。
換言すれば単なる歌やダンスの上手さじゃ通じない局面。建築物で例えるなら、いくら立派な建物を作ったとしても、地面の基礎がしっかりしてないと少しの揺れですぐに崩れちゃうんだよね。
まゆちのすごさは、その土台が盤石な所。
絶対に楽しませてくれるという信頼
(少し話は変わるんですが)
僕は相良茉優さんという人が大好きで、自分が1年間で最も時間とお金を割いてる推しって実は相良さんだろうなってくらいは応援しています。
推してる者として思うんですけど、相良茉優さんて自分のために来てくれた人を絶対に楽しませようとする、そんな行動原理があるような気がするんですよね。。。自分がやりたいこと、楽しいと思うことをやりつつ、それをファンのみんな、来てくれた人と一緒に楽しみたい、みたいな感じかな。
2024年はありがたいことに、リアルでお話できる機会もたくさんあったのですが、ほかのファンの皆さんとも話す様子を見ながら、「あぁ…この人は本当に自分のファンと楽しい時間を作るのが好きなんだな…」と思いました。
意識してやってらっしゃるのかは分かりませんけど、この「絶対に楽しませる」という考えを普段から徹底されている所が、実は相良さんの凄さの根底にあるような気がします。
普通のお仕事やビジネスでも、仕事ができる人って「与えられた課題に100点の回答を出す人」じゃなくて、「正しい課題を自ら設定できる人」なんですよね。それやっても業績上がらないでしょ…って仕事に100の力を注ぐより、業績が上がるテーマを見つけてそこで20の力を注いだほうがいい結果になる。(イシューからはじめよ、というやつです)
そういう意味で、彼女は言われたパフォーマンスをする人というよりは、今回来てくれたファンにこの演目でどういう訴求をすれば刺さるのか、そのテーマを追求するクセがついてるタイプな気がするし、その問いに対して導き出す答えのセンスがすごく良い。
舞台上だけじゃなく、1対1でお話する系のイベントとかも、一人一人対応をちゃんと(いい意味で)変えていて、それもすごく刺さってるんですよね。
さらに付け加えるならば、こういうパフォーマンスをすればきっと刺さるはず…と出した答えが満点でも、演者としてそれを表現できる実力がなきゃ意味がない。それが出来ちゃうのよ。
そういう意味で、解釈のセンス・頭の回転の速さ・女性声優としての実力が高次元で両立してるのが相良茉優という役者だと思っていて、特にこの1年を経て自分はどんな現場でも相良さんが出すパフォーマンスに対して絶大な信頼を置くようになった気がします。
(話を戻します)
だから「背伸びしたって」みたいなしっとりな曲でも、「Poppin' Up!」のようなアップテンポな曲でも、かすみんが軸で、かすみんがその場にいるように感じるパフォーマンス。それがどの曲でもブレない。
…で、そのがっちりした土台の上で、「歌がうまい」「表情が最高」など、本人の高い実力を上乗せしてくるんですよ。
だから凄い。
だから参加したライブの中では正直、圧倒的にこの2曲が刺さった。
本人がとても濃いキャラ(褒めてます)で、話題に事欠かないお方ですけど、、、相良茉優さんの凄さは、役者として舞台に立っている時が一番よくわかると思います。ラブライブ以外の作品でも同様です。
役を背負わない相良茉優さんとの時間はめっちゃ楽しいぞ
もうここまでで散々言ってきたんですけど、役を背負ってない通常モードのまゆちはとにかく「人を楽しませること」に長けた方だと思ってます。
特に(日本一危険な声優配信番組とも言われた)”さがらFFF”では顕著で、
徹夜ゲーム配信が多かった頃でも、なんやかんやファン側も翌朝翌昼まで一緒に付き合ってたりするし、終わると楽しかったなって思っちゃうんですよね。
昔記事になってたけど、「終電を気にせず配信ができる」って笑
当時はさ、、、まだコロナ中でフルリモート状態だったからさ、、、徹夜でも昼休みに仮眠取ってなんとか凌げたけどさ、、、朝4時にゲームクリアして、やっと寝れる!と思ったら
「あ、DLCあるじゃん!DLCやろうよ!」
「あ、このゲームマルチエンディングじゃん!」
とか言って終わらないんだもん、、、その一言でコメント欄も凍り付いてるのにお構いなしで続けるんだもん、、、どういうことなの、、、
なんて言いながら、毎回楽しくて見ちゃってた。悔しい。。。
裏を返せばの話なんですけど、虹ヶ咲の6th、7thで少しでもあのパフォーマンスが刺さった人なら、普段の声優アーティストの相良茉優さんを個人でも追ってみるとより楽しいと思いますよ。なぜなら素のまゆちと中須かすみ役相良茉優のギャップがまたたまらなく良いから。
役を背負っていない時の楽しい場面もあれば、ここ一番で魅せるプロとしての仕事ぶりの高い完成度、このギャップも大好きな所だなと再認識できるライブだったと思っています。
特に今年はソロアーティストとして新曲を出したり、個人として1st live、2nd liveも開催されたばかり。どちらも最高に楽しく、これから更なる飛躍への期待が高まるライブでした。追うなら今がチャンスだと思います。
まずは公式公認の切り抜きチャンネルあたりをどうぞ。
最後にもひとつ余談なんですが、最近ちょっと自分の様子もおかしいんですよね。あの「背伸びしたって」と、「Poppin’up」を見た後はそれぞれ号泣しながらしばらくブレードの色変えも忘れて棒立ちしていました。。。
(※繰り返しますが、この者はかすみん推しじゃないはずです)
7thではかれこれ7年くらいずっと一緒にライブ周ってる友人と連番して、こんな感じのことを言われました。
~開演前~
友人「どうせ君は終演後に“茉優…”しか言わなくなってる」
ぼく「ははは!そのような事があろうはずがございません!」
~終演後~
ぼく「茉優…(うなだれながら)」
ぼく「茉優…(天を仰ぎながら)」
ぼく「茉優…(号泣しながら)」
友人は呆れていました。
2024年もたくさん素晴らしいライブに行けたのですが、2025年はAqoursのfinaleなど、全力で挑みたいライブの情報も出ているので、健康に気を付けながらこれからもオタクをしていきたいと思います。
ありがとうございました。ではでは。
おまけ。2024年に参加したライブ一覧。
※トークイベント等は除く
【1月】
・虹ヶ咲6th
【2月】
・Liella!5th
【3月】
・ユニット甲子園
・相良茉優1st LIVE ~The first step~
【4月】
・蓮ノ空2nd
・肉フェス ※フェス系
【5月】
・鈴木愛奈ライブ2024 in TOKYO~果てのない旅~
【6月】
・Liella! ユニットライブ&ファンミーティングツアー(大阪)
・AniRAVE Fever!!!!! ※フェス系
【7月】
・Liella! ユニットライブ&ファンミーティングツアー(福岡)
【8月】
・斉藤朱夏5th ANNIVERSARY 朱演2024『天使と悪魔のささやき』
【9月】
・ナガノアニエラフェスタ 2024
【10月】
・虹ヶ咲7th
・小林愛香 LIVE TOUR 2024 "Illumination Collection"
【11月】
・Aina Suzuki Live Tour 2024 ~intium~(東京)
・Aina Suzuki Live Tour 2024 ~intium~(大阪)
【12月】
・相良茉優 Xmas LIVE ~You're a star!~
・相良茉優 Full set live ~You're a star!~