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パキスタンで教育を十分に与えられない女の子たち:AIに食わせるための日記02

こんにちは、GardenBeeです。
AIに食わせるための日記02
1. 今日の出来事と感情の振り返り

昨日からタコにはまりました。
タコの心身問題――頭足類から考える意識の起源
という本を読み始めました。

ピーター・ゴドフリー=スミス氏は、哲学者としてタコを研究されている方です。まずこのテーマ設定にとても感動しました。こころ、や、意識を考えるためにタコを研究するために、海に潜っているというのですから。

そして一番最初に書いてありました。
わたしたち人間が、他の動物にも「こころ」があるかと考えるとき、自分たちの「こころ」を前提にしてしまう。ということ。そう、それはたぶん間違いで、「こころのあり方」は生物によっても違うだろう。

タコ問題ではありませんが、今日はパキスタンの女性と教育について調べていました。

女の子の子どもたちや、子供を抱えた女性が、「お金を請いに来る」のを見るたび、なぜなんだろうと思ってしまいます。

私達がちょっと無駄に使っているお金で、多くの人が暮らせるわけですし、ちょっとくらいお金を渡したらいいじゃん、とわたし個人としては思っています。だけどそれよりも、仕事づくり、いや、それ以上に、教育の機会なんだろうなって思います。

以下、本日のリサーチ

パキスタンの貧困層が直面している課題は、教育と雇用の機会の不足と深く結びついています。特に若者、特に少女たちにとって、教育や技能の欠如が、将来の雇用の可能性を大きく制限しています。

まず、教育へのアクセスについて言えば、パキスタンでは約2280万人の子供たちが学校に通っておらず、その多くは農村部に集中しています。特に女子の就学率が低く、文化的・家族的な要因が教育へのアクセスを妨げています。例えば、経済的理由で多くの子供たちが労働に従事せざるを得ず、それが学校に通う機会を奪っています。このような状況は、彼らの教育を受ける権利を侵害し、将来の雇用機会を狭めています。

次に、教育制度そのものにも問題があります。パキスタンの教育システムは、公立学校、私立学校、マドラサ(宗教学校)と多様ですが、提供される教育の質や基準に大きな格差があります。特に公立学校は、教育の質が低く、学習環境も整っていないことが多く、学力の向上に悪影響を与えています。例えば、全国学力テスト(NAT)の結果から、多くの子供たちが基礎的な数学や読み書きの能力を欠いていることが明らかになっています。

さらに、雇用の現状も厳しいものがあります。教育を受けたとしても、そのスキルが労働市場のニーズに合致しないことが多いです。特に女性は職場での差別や文化的制約に直面し、仕事を得るのが難しい状況です。技術職業教育訓練(TVET)の分野でも、必要な技能訓練を受ける機会が限られており、若者が適切な雇用を見つけるのに苦労しています。

実際に、わたしがよく仕事をしている開発者たちの町である「ペシャワール」では、通常女性は仕事しません。家事と育児が仕事だからです。そして、Jawad(開発のリーダー)はオープンな考えなので、女性の教育は重要だし、本人の意志を尊重するべきだ、としながらも、女性たちが家にいることは、彼らにとっては、「Protect」保護なのだという。

それは、take care ofしているのだ、という価値観です。それはそうなのかもしれないし、家族の問題であり、周りが何か口をだせる問題でもないだろう。「こころ」の問題のように、「通常わたしたちが」ということを、他も当然だとは思ってはならない。

でも、そういうことを「自由に考えてよい、人によって違う」と考えてしまうのだとしたら、女性や子どもの人権保護団体が存在するはずがないのではないか、とも思う。

元気で仕事できる人、それだけで幸せなのであり、そんな幸せな私達が、世の中を幸せにするために何か考えていくこと、行動すること、そういう責任を考えていかないといけない時代だと思う。

そうでなければ、人生の時間って、ただ時間に流されて消費しているだけになってしまうよな。


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