いつかいく旅行の青写真を描く
世界がこんなふうになる前は、
このぐらいの時期に夏休みをとって旅行にいくことが多かった。
国内でも海外でも
非日常を求めて、毎回、思い思いの旅をした。
わたしは、旅行をするとき、
事前に情報を集めて、綿密に計画を練って出かけるときもあるし、
宿だけ決めてほとんど行き当たりばったりのときもある。
どちらにもそれぞれの良さがある。
学生のころは、どちらかというとあまり計画をたてずに旅に出ることが多かった。
もともとギリギリ人間なので、出発の日まで下調べをせずに、当日、目的地まで移動する間にやっと調べ始めるという、自分の性格の問題もあるし、
知らない土地でのんびりするため、あえて調べずにオリジナルな旅をしようと意図してそうしたこともあった。
これはこれで記憶に残る旅になったりする。
でも、近年は、社会人になって夏休みの日数も限られて、旅行は必然的に弾丸旅行となることが多く、
折角訪れた旅先を効率よく満喫するために、旅行の予定をきちんとたてるようになった。
そして、そうすることにより、旅を2倍楽しめることに気づいた。
見てみたい景色、食べてみたいローカルフード、やってみたいアクティビティ
調べてるだけでわくわくする。
特に時間があるときなんかは、旅のしおりなんて作っちゃったり。
準備段階も楽しまなきゃ損な気がしてきた。
実際、ちゃんと調べておいたほうが後からの後悔も少ないと思うし、
逆に、計画どおりにいかなくても、それはそれで思い出になる。
計画をたてて行く旅行は、後から思い出しても、ぎゅっとつまった宝石箱のような時間になる気がする。
いつかまた遠くに行ける日がきたら
そのときは、行先への思いを馳せながら、存分に準備を楽しんで、わくわくした気持ちとともに旅行にでかけたい。
はやくそんな日が来ますように。