手づくり“鞘”

手づくりパンみたいに言ってみた。

腰鉈の鞘がぶっ壊れてしまって、正確に言うと刃を収める木の部分ではなくてベルトに通す部分が切れてしまったのだ。ビニル製なのでいつかは切れると思ってた。せっかくだから革で作るかと、そんでもってついでに刃を収める木鞘も作ってみた。

ホームセンターで桐の板と厚さ1mmのゴム板を買ってきた。

元の木鞘を参考に寸法をとって、板を切り出した。
桐は軽いけど柔らかい。
きちんと木目に沿って切り出さないと強度のない板になる。

切り出した板にゴム板を接着する。
これは鉈を収めて歩いた時にカタカタと音がするのを防ぐためだ。

各板をボンドで接着し、釘で補強をする。
底の部分に水抜き用の穴をドリルで開けた。

あとはヤスリで面取りやら段差の調整をして完成。


次は木鞘を覆っているベルト通しがついている部分だ。
先述した通り元はビニル製なので弱い。
なので強くて加工がしやすい革製にする。

ジョイフル本田で安めの革を入手。
ベルト通しの部分は三百円の端切れだ。
他に必要な道具類も買い足した。
昨年もチビ鉈の鞘を革で作ったので、道具はある程度揃っている。

コピー用紙で型紙を作る。

革をカッターで切り出す。

床面(裏側)にトコノールを塗って磨いたり、コバも磨く。

本体部分とベルト通し部分をカシメでくっつける。

底の水抜き部分をポンチで穴をあけて、ハトメで補強。

あとは木鞘の厚みに合わせて縫い合わせるだけだ。

両脇を縫い合わせるのだけれど、片方だけ先に縫ってしまうと反対側が縫いにくいので、少しずつ交互に縫っていく。

片側は、木鞘を取り出しやすいように半分ボタンで開け閉めできるようにする。

鉈が抜けないようにボタンで固定できるベルトを取り付けて完成。


雑な作り方をだらだら書いて、何が言いたいかって?


自分で作った道具って最高っってこと!!


雑な作りだけど、自分的には大変気に入っております!



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