カップル間の価値観の違いをあぶり出す「イーロンマスク」というテーマ
アメリカのラブコメ『Girls』の中に、本気の恋が始まりそうな相手が、自分とは異なる大統領候補を支持していたために、ドン引きして別れる場面がある。
このシーンを思い出したのには、理由がある。
「イーロンマスクの話題を巡ってパートナーと口論をした」
と最近、友人が言っていたからだ。
今「イーロンマスク」という存在に対する感情は、二分されているように思う。
例えば、この数日間のツイッター社の動向に関するニュースサイトの反響を見てみると、イーロンマスクの行動に対するコメントの内容が割れている。受容派と否定派の声をかいつまんで紹介する。
【受容派】
【否定派】
みたいな感じ。
一方、英語圏のコメントもさまざまだ。一部の要旨を紹介する。
【受容派(英語圏の声)】
【否定派(英語圏の声)】
などなど。
これらの声を分解していくと、じつに多くの問題を内包しているように思う。
言論の自由とは
労使問題
労働者として所属先にどの程度コミットするべきか
経営者は労働者の生活にどこまでコミット可能なのか
人にとって「成功」とは何か
利他とは何か
理想の経営者像とは
社員の幸せと良い商品は結びついているのか
イーロンマスクの話題を扱うと、必然的に個々の考え方・価値観が異なりやすい領域に触れることになる。
というわけで、断言する。
付き合いたてのカップルは、イーロンの話題、取り扱い注意。