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sparrow tearsの読書

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テレビで求められる「コメンテーターの役割」を『孤闘 三浦瑠麗裁判1345日』から考える【読書感想文】

■『孤闘』とは? 先日、仕事の調べごとがあり図書館に出向いたら「本日、返却されました」コーナーで『孤闘 三浦瑠麗裁判1345日』(幻冬舎)を見つけ、読了した。身銭を切っていないのだが、ここに感想を書きなぐっておく。   著者の西脇亨輔氏は、同著の執筆時はテレビ朝日局員(現在は退職)。   発端は2019年。西脇氏が公にしていなかった夫婦関係のプライベートなことを「国際政治学者」の三浦瑠麗氏が、当時のTwitter(現X)でつぶやいたことだ。   多数のフォロワーを持つ三浦

【読書感想文】韓国発『主婦である私がマルクスの「資本論」を読んだら』の最終章でクソ泣いた

少し前、日本の首相が「経済!経済!経済!」と連呼していた。 いわく「経済は一丁目一番地」だそうだ。   でも、ほとんどの国民はもう気づいている。 彼らのいう「経済」がひどく狭い意味であることを。   例えば、私の母が介護施設で利用者を楽しませるために自宅で寝る間を惜しんでレクリエーションのアイディアを練るプロセスは、彼らの考える経済に含まれていない。   家族を看病したり、吐しゃ物や排泄物を掃除したりして、感情をフル稼働する労力は経済にきっと含まれていない。   少子高齢化