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【コラム】知ってて良かった初歩の初歩

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初めてエレキギターを買うとき「そもそも、何を選べばよいのか?」という悩みありますよね。 詳しくなってくると徐々に「見るべきポイント」が分かってくるようにはなるのですが、どんなジ…
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【コラム】ギブソン・レスポール・スタンダードの「50s」と「60s」の違いについて(知ってて良かった初歩の初歩)

【コラム】ギブソン・レスポール・スタンダードの「50s」と「60s」の違いについて(知ってて良かった初歩の初歩)

今回は、エレキギターの大定番「Gibosn Les Paul Standard」における、50s/60sの違いについてです。

現行のギブソンUSA レスポール・スタンダードには「Gibosn Les Paul Standard 50s」と「Gibosn Les Paul Standard 60s」が存在し、「何が違うの?」と言うのが非常に多い質問ですので、あらためてその見方をまとめてみました。(

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【コラム】ヤマハ・パシフィカのモデル名の見方について(知ってて良かった初歩の初歩)

【コラム】ヤマハ・パシフィカのモデル名の見方について(知ってて良かった初歩の初歩)

今回は番外編的に、今大人気を博している「ヤマハ・パシフィカ」のモデル名についてです。

パシフィカ・レギュラーライン(PAC100/200/300/600シリーズ)のモデル名は「PAC612VFM」やら「PAC611HFM」やら、パッと見、違いが分かり難いですので、あらためてその見方をまとめてみました。(「そんなの知ってるよ」という声が聞こえてきそうですが・・・)

まず、最初の「PAC」は、言う

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【コラム】ギブソンES-335の兄弟機について(知ってて良かった初歩の初歩)

【コラム】ギブソンES-335の兄弟機について(知ってて良かった初歩の初歩)

今回は「ギブソンES-335の兄弟機について」のお話です。

セミアコを探していると「やっぱり定番は Gibson ES-335 だよね」と言う事になりますが、似た品番で「ES-330」「ES-345」「ES-355」などが出てきて、「???」と感じられる方もいらっしゃるのではないでしょうか。

というワケで、本日はその違いと見分け方をご説明していきます。

まず大前提として、ギブソンは時期によっ

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【コラム】エレキギターの指板(知ってて良かった初歩の初歩)

【コラム】エレキギターの指板(知ってて良かった初歩の初歩)

今回は「エレキギターの指板」のお話です。

エレキギターのネックで、フレットが打ってある木材部分を「指板(しばん)」と呼びます。
英語表記では「Fingerboard」もしくは「Fretboard」と呼ばれる部分ですね。

その指板には様々な種類の木材が使われ、見た目、触感、サウンドに違いが生じます。

細かく見ていくと、いろいろな木材があり過ぎて「ややこしく」なりますので、初歩の初歩では最もスタ

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【コラム】セミアコとフルアコの違い(知ってて良かった初歩の初歩)

【コラム】セミアコとフルアコの違い(知ってて良かった初歩の初歩)

今回は「セミアコとフルアコの違い」のお話です。

よく、エレキギターでFホールのついたホロウ構造モデルに対して「セミアコ」「フルアコ」などと呼んでいますが、実際の違いをご紹介。

そもそも、「セミアコ=セミアコースティックギター」「フルアコ=フルアコースティックギター」ですので、なんとなくのニュアンスとして「セミアコの方がアコ感が少ないんだろうな」とは分かっているとは思いますが、あらためてひも解く

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【コラム】エレキギターのペグ(知ってて良かった初歩の初歩)

【コラム】エレキギターのペグ(知ってて良かった初歩の初歩)

今回は「エレキギターのペグ」のお話です。

細かく見ていくと、星の数ほどの種類がありますので、初歩の初歩として、大きく分けたペグ種類と違いをご紹介。

そもそも、「ペグ(PEG)」はギターのヘッド側で弦を巻き付けるパーツの事です。

英語表記では「Machine Heads(マシンヘッド)」「Tuners(チューナー)」とも記載されますね。

ズバリ、エレキギターのペグは大きく分けて「クルーソンタ

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【コラム】エレキギターのピックアップ(知ってて良かった初歩の初歩)

【コラム】エレキギターのピックアップ(知ってて良かった初歩の初歩)

今回は「エレキギターのピックアップ」のお話です。

エレキギターのサウンドを決定付ける最も重要な要素の一つが「ピックアップ」。

音を拾うマイクの役割であり、まさにエレキギターの心臓部です。

その為、様々な着目ポイントが存在し、掘り下げると掘り下げるほど、終わりのない無限ループに陥ってしまうため、今回は初歩の初歩として、大きな区分とシンプルな違いの内容に特化してご紹介します。

まず、大きく分け

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【コラム】エレキギターのブリッジ(知ってて良かった初歩の初歩)

【コラム】エレキギターのブリッジ(知ってて良かった初歩の初歩)

今回は「エレキギターのブリッジ」のお話です。

エレキギターのブリッジは、大きく分けて「シンクロナイズド・トレモロ」「ロック式トレモロ」「トレモロ無し」の3種から選ぶことになるのですが、「アーミングプレイをしたいかどうか?」「アーミングしたい場合、どの程度までダイナミックに?」が判断基準になります。

<Synchronized Tremolo Type/シンクロナイズド・トレモロ>

フェンダー

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【コラム】エレキギターのボディー材(知ってて良かった初歩の初歩)

【コラム】エレキギターのボディー材(知ってて良かった初歩の初歩)

今回は「エレキギターのボディー材」のお話です。

木を素材としているエレキギターにおいて、ボディー材はピックアップと並んで、サウンドを決定付ける大きな要素です。

加えて、杢目や生地自体の色味などの見た目、重量にも大きく影響する重要な部分ですね。

一般的にエレキギターのボディー材として使用されるのは以下

・アルダー【Alder/カバノキ科ハンノキ属の広葉樹】
・アッシュ【Ash/モクセイ科トネ

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【コラム】エレキギターのスケール(知ってて良かった初歩の初歩)

【コラム】エレキギターのスケール(知ってて良かった初歩の初歩)

今回は「エレキギターのスケール」のお話です。

一般的にナット~ブリッジまでの長さを「スケール」と呼び、全てのエレキギターが同じ長さではないんです。

スケールは長ければ長いほどテンション(弦の張り)が強くなり、短ければ柔らかくなります。

フレット間隔もスケールに合わせて変わりますので、ネック形状と共に「弾いた印象」に直結する部分ですね。

スケールに関しては、ある程度、ボディーシェイプの種類に

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