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プレゼントのないクリスマス
プレゼントのないクリスマスは初めてのこと。
小さい頃から、今の今まで何やかんやと言いながら、両親や兄弟含めプレゼント交換をしていた。
そんな私は「クリスマスって、贈っても、贈られても嬉しい、やっぱりプレゼント交換がメインイベントでしょ?」という考えが密かにあった。
そんな中、両親から「今年はプレゼントはなく、家族で食事を楽しみましょう」との提案があった。プレゼント交換って、何かと負担を強いるので、異論はないが、楽しみがひとつ減ってしまったような気がしてしまった。
クリスマスパーティーの1週間前、母との電話の中で、どんなメニューにするか相談したところ、メインは父と母、ケーキと前菜は私含め子ども担当となった。
(こんな分担ができるようになったのも、大人になった証。。)
そして迎えた当日。
少しでも華やかになるといいなと思い、お花とキャンドルを持って、実家へ。
久しぶりの再会に自然と皆んなの表情が柔らいでいく。
そして、思い思いの料理をテーブルに並べて、パーティースタート。
なんだか、皆んなが、こうして1年の最後に集まれたことに、とてつもなく幸せを感じ、ほろ酔い気分で記念写真まで撮ってしまった。
ついでに、クリスマスソングを歌って、蝋燭の火を消したりもした。
窓の外から見るだけでは分からない、家族の形。それが、確実にあると実感したクリスマス。
そして、プレゼントがなくとも、皆んなが喜び合える、1年の頑張りを労い合える、そんな時間がクリスマスなのかなと、新しい感性が芽生えた一日となった。
みんなが優しい気持ちで、新しい年を迎えることができますように。
Happy holidays.