世界観づくりの秘訣やSNSの使い分けまで🔍フリーランスクリエイター・白水桃花さんにインタビュー!
こんにちは!若年層研究ユニットSpark! (以下、Spark!)のなったんです。
普段はディレクター兼プランナーとして、SNSを中心としたブランディング支援・コンサルティングなどを行っています。
Spark! では、若年層研究の一環としてSNSを中心に活躍中の人気クリエイターやインフルエンサーへインタビューを行っています✨
活動の想いやご自身のSNSの使い方などを知ることで、次世代の若者カルチャーのヒントを探っていく「ネクストスターインタビュー」という企画。
今回は「ネクストスターインタビュー」の第1弾として、フリーランスでグラフィックデザイナー、フォトグラファー、動画クリエイターなど幅広く活躍する白水桃花(しらみず ももか)さんにお話を伺ってきました。
前半はクリエイターとしてのこだわりや想いについて、後半は一消費者としてのこだわりについて深掘りしました。
実はわたし自身、もともと白水さんのInstagramをよく拝見しており、彼女のつくるGIFスタンプをストーリーズで愛用していた経緯があったので、当日は内心わくわく。
実際にお話しての印象も柔らかいお人柄で、とても楽しくお話することができました。それでは早速、インタビューをご覧ください🍒
■白水桃花さんってどんなひと?活動に至った経緯は?
――まずは簡単に、自己紹介をお願いします!
白水さん)大学を中退してそのままフリーランスとして働き始め、主にデザインや撮影をしたり、イラストを書いたりしています。仕事とプライベートの境目が曖昧なので、どこから仕事でプライベートか分からないんですけど(笑)、自主制作でLINEスタンプの制作やYouTubeでライフスタイルを発信したりなんかもしています。
▲白水さんのYouTubeチャンネル。マルチに活動する💭
――白水さんはYouTubeの他、Instagramも複数のアカウントを運営されていたりと活動の幅がすごく広いですよね。いろいろな活動をやるようになった経緯をお聞かせいただけますか?
白水さん)もともとは中学3年生くらいの時に始めたTwitterがきっかけでした。描いたイラストや、景色、作ったお菓子などの写真を撮ってアップしたりしていました。現在のInstagramを開設したのは高校2年生くらいの時です。他にもブログを書いたり。まだインフルエンサーの概念がなかったので、親にばれないように自分の部屋に作ったものを持っていってコソコソ撮っていました(笑)気づいたらいろんなプラットフォームで発信するようになっていた感じです。
――自分の活動を家族に見られるのってなんだか恥ずかしいですよね(笑)
白水さんは、自分の活動を見てほしい!知ってほしい!という感情ではなく、純粋にご自身の好きなものを共有したいという気持ちが発信を継続する原動力になっているんですね。
白水さん)はい。自分を見てもらいたいというより、かわいいものを見つけて発信したり共有したりするのが好きで、インプットしたものをまとめて発信したいタイプかもしれません。
――なるほど。自分の本当の好きを発信するというのは、本来のSNSの使い方に沿っていると感じます。ご自身が好きを貫くことで「白水さんの発信するものが好き」と思ってくれる熱量の高いファンがついている理由なのかもしれませんね。
■自分の"好き”を貫く投稿や制作へのこだわりとは?
――白水さんはフィード1つにしてもとてもこだわりが感じられるのですが、活動の中で大切にしていることはありますか?
▲余白を大事にしており、こだわりが感じられる投稿たち
白水さん)インフルエンサーさんは自分のポリシーがあって、みんなに伝えたいことやテーマを持っている人が多いと思うのですが、私はそういうものがはっきりとあるわけではなく、好きだからやるという気持ちの方が大きいです。
――好きだからこそご自身が納得いくまで、好きなものを好きな形で発信できるよう構図や配置にまでこだわっているのですね。
白水さん)Instagramは特に長くやっているのもあり、自分なりの投稿ルールがあります。例えば、物撮りの時は構図を意識したり、投稿の順番にこだわったりなどです。
――白水さんはInstagramの発信以外にも、LINEでスタンプを販売されていますが、始めたきっかけは何だったのでしょうか。
白水さん)初めて作ったのが確か高校2年生くらいだったと思うのですが、当時はアルバイトが続かなくて、接客業が向いていないと気付いたんですよね。
家でお金を稼ぐ方法を探していて、その時にちょうどLINEスタンプを一般人が創れるようになった時期がたまたま重なったんです。
イラストを書くことが好きだったのもあり、LINEスタンプ制作を始めました。最初は「どうにかして稼ぎたい!」という気持ちがあり、気が付いたら行動していたみたいな感じです。
特に、LINEスタンプはモノを売るはじまりだったので思い出深く、今でも続けています。
▲TwitterでLINEスタンプの告知も。
――私も、自分がやってみたいことに関しては考えるよりまず行動しちゃうタイプなので共感します(笑)
白水さん)とりあえずやってみることが大切ですよね!
■今後の目標は?
――今後やってみたいお仕事やご自身の目標などはありますか?
白水さん)ありがたいことにWEBデザインをお願いされることが多いんですけど、実はお仕事でやったことがなくて、ご依頼を受けても断っているんです。なので、今年はWEBデザインの勉強をして実績をつくりたいです。
あとは、音楽が好きなので音楽に関わるお仕事がしたいと思っています。
カフェやランジェリーも好きなので、いつかそのようなブランドに関わるお仕事ができたら嬉しいですね。
▲白水さんお気に入りの音楽アクセサリー🎧
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ここまでご自身の活動についてお話を伺いました。
何年も前から自分の好きなものを中心にSNS発信を続けていた白水さん。今後のご活躍にも期待ですね!
後半パートでは、白水さんの一消費者としてのこだわりについてお話を聞いてみました。
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■SNSでモノを買うときの決め手は?
――SNSで何かを購入するときの決め手などあれば教えてください。
白水さん)コスメやスキンケアは実用性はもちろん、パッケージデザインも重視しています。また、ファッションは一般人の着画をかなり参考にしています。基本ネットでの買い物がメインなので、ちゃんと着用感などを見て購入している方だと思います。
▲パッケージの可愛いチョコレート🍫
――その中で、良く買ってしまうものの共通点などありますか?
白水さん)ポップなものよりは、シンプル・ミニマムなデザインを重視します。
質感がさらさらマットなものが好きで、色のこだわりとしては原色は買わないです。
――それはSNSを始めたときからですか?
白水さん)そうですね。ひとり暮らしを始めたときから白や淡色を基調としていて、SNSを始める以前と特に変えていないです。
▲白水さんのマイルームアカウント🏘
――色を決め手にしている印象がありますが、ファッションにもそのようなこだわりがあるのでしょうか?
白水さん)先日骨格診断やパーソナルカラー診断をしたのですが、診断結果的には合わなくても、着たいと思ったら関係なく着ます。良く見るようなデザインよりかは、珍しいフォルムやデザインのものを選ぶようにしていて、第3者目線に立ったときに思わず「それどこの?」と聞きたくなるかどうかというところも1つの判断基準だったりします(笑)
■SNSの使い分けはしている?
――さまざまなSNSがありますが、白水さんは使い分けをしていますか?
白水さん)商材によって使い分けているかもしれません。
お洋服はInstagramの公式アカウントのライブ配信や、タグ付けされた着画を見ることが多いです。
コスメは雑誌を読むのでInstagramはあまり使わないのですが、Twitterでバズっているものをよく確認します。メイクの仕方はTikTokも活用して参考にしています。
――なるほど。SNSを駆使して情報をキャッチアップされているのですね。ちなみに白水さん自身が発信する際のSNSの使い分けはありますか?
白水さん)Twitterは好きなものを載せつつも、役に立つ情報になるかどうかを考えることもあります。
▲フレンチトーストの作り方
▲おすすめの調理アイテム紹介
――各プラットフォームによって気を付けているポイントはありますか?
白水さん)私自身、Instagramは綺麗にそろえたり、世界観を作り込んでいるので親近感があまりないように受け取られることがあるのですが、話しているところをみると柔らかい印象をもってもらえることがあります。
そのため、YouTubeやTwitter、ラジオなどはそこまで綺麗に作り込みすぎず、素の姿をみてもらえるように意識しています。
――YouTubeは自分の日常、Instagramは世界観の発信を意識されているんですね。
今後どのプラットフォームが重要になってくると思いますか?
白水さん)動画はくると思います。中でもさくっと見れるものがいいですよね。短尺動画は今後も大事になってくると思います!
私自身、アパレルブランドだとInstagramライブを多く見ているのですが、質感がわかるので見る側としてもありがたいです。最近Instagramのリールを頻度高めに出しているので、もっと上手に編集できたらなと思っています。
■最後に
ご自身をキャッチコピーで示すと「”好き”をかたちにするマルチクリエイター」という白水桃花さん。
自分らしさや独自の世界観を大切にしている姿が印象的でした。
企業側の目線としても、このように自分の好きを大事にしている方とお仕事をすることができたら素敵ですよね!
白水さんもおっしゃっていましたが、今後はさくっと見れる「短尺動画」が肝になってくるとのこと。
弊社でもリールやTikTokなどの短尺動画制作のご支援を行っているので、お問い合わせはこちらからお気軽に👀
白水さん、この度はありがとうございました!
写真提供:白水桃花さま
インタビュアー:升屋奈々、舩山なつみ(by トライバルメディアハウス)
※本インタビューは2022年3月30日時点の内容です。