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サシ呑みのススメ
白杖の白状(こくはく)
呑み会や宴会に参加する機会は、コロナのおかげでめっきり少なくなっりました。
蔓延防止が明けて、ぼつぼつ誘いもあるのですが、あまり乗り気になれず、理由をつけては顔を出さないことのほうか多くなりました。
では、すっかり出不精になったのかと言えばそうでもなく、妻と食べ歩く機会は以前にも増して増えた気がします。
毎週どこかで食事をする機会は、以前と変わらない頻度に戻りつつあります。
呑むならサシ呑みがいい、目が見づらくなって。つくづくそう思うようになったのは理由があるのです。
メニューが見えんのじゃ!
弱視が進んでしまうと、まあいろいろ不便なんですが、外食をする時にまず不便なのがメニューが見えないってこと。
一応勇んで、見てみるのですが結果はいつもおなじで、メニュー表は真っ白け!
そこで、相方に尋ねる!何が美味しそうかな?
予め、相手には目が見えにくいことを伝えておけば不自然にならないし、相手はメニューを見ながら、提案をしてくれるのでそこで会話の糸口も増えるのでちょうどいい。
さし呑みが気が楽なのは、こいつは目があまり見えておらんのだなと認知してもらえること。
それを理解してもらえていると、ここから数時間過ごしながら、不快な思いをさせず多少は大目に見てもらいながら、同じ時間を楽しく共有できるからです。
料理も見えんのじゃ!
さて、いざ料理が運ばれてくる、取り分けなければならない料理だとちと困る。串料理だとかなら良いのですが、上手く取り分けができない場合
も多々あるのです。
可能なものは自分のペースで、そうでないものは、取り分けてもらうようにお願いしちゃう、割り切って甘えさせてもらいます。
食べ残したり、食べこぼしをしたりをしないようには気を付けますが、そればかりに気を取られていると会話も弾みませんので、分かってもらえていることを前提で過ごさせてもらいます。
一番のご馳走は会話の中身
わいわい、賑わいながら呑むお酒も楽しいですが、サシ呑みの場合1対1なので、相手の話に集中できるし、言いたいことも伝えやすい。
深い話ができるため時間を有意義に使うことができます。
顔を出す基準を決めておけば、のり気のしない誘いは断れるし、喧嘩になりそうな相手とはサシ呑みはしないだろうから、酒の席で妙な雰囲気になることもないと思います。
コロナの数少ないご利益は、生活スタイルを変えることができたことかもしれません。
今までの常識や、慣習を見つめ直す。コロナ以前が絶対ではないと思うことがwithコロナでは重要なポイントなのではないかと思います。