日常の湯治!ホッとしたいなら絶対スタバじゃなくて銭湯でしょ!
温泉地に長期滞在をして温泉療法で特定の病や怪我を癒す療養法を湯治といいます。
少なくとも1週間はそこに滞在をして、治療を行う目的で行われるので、日帰りや素泊りで気分転換や、物見遊山的に行う温泉旅行とは、本来区別すべき言葉です。
しかし、温泉地に数週間も滞在するのはお金も時間も必要で大変な事です。
そこで、日常的に銭湯に通うことで、湯治の考え方を取り入れ、健やかな毎日を送ってみるのはいかがでしょうねか。
湯治には温泉地という非日常的な場所で、環境を変えて生活を行うことで得られる情緒的な側面があり、むしろそれが温泉の泉質云々よりも大きいです。
温泉地に辿り着くまでの、旅路の体験や、温泉地の自然、地元の食材をつかった料理、この体験こそが気分転換となり、抑圧された感情を解放するなどの効果をもたらします。
ところが、日常生活の中であってっも、ちょっと環境を変えるだけで、新たな体験を得ることは可能です。
いつもと違う道を歩く、そこに野花を意識する、たったそれだけでも気分を変えることは可能じゃないですか。
もし、銭湯に通う習慣のない人ならば、銭湯に行ってみる、ただそれだけでもちょっとした冒険です。
銭湯マニアの方は、車を使わずに、いつもの銭湯でなく一駅向こうの銭湯に行ってみる。帰りに、歩いたことのない商店街を歩き、セブンイレブンでなく、肉屋のコロッケを1つ買って食べ歩きで帰る!
湯治とは、旅行ではなく温泉地で一定の期間を過ごし環境を変えることですが、銭湯や、スーパー銭湯を中心に、日常の暮らしのパターンを変えることで湯治気分を味わうのです。
家庭で体験できない銭湯の魅力
銭湯の大きな浴槽は、家庭のお風呂と比較して
機能面でも大きな違いがあります。
・空気中の1000倍とも言われる静水圧効果で身体を引き締める。
・重力が空気中の10分の1になる浮力効果で体が感じる負担を軽減して、ふわふわする。
・お湯の抵抗力を感じながら身体を動かすと程よい運動効果を感じる。
広くて深い、湯船は擬似的な宇宙空間といってもいいでしょう。そういった意味では銭湯の浴槽は非日常空間とも言えます。
温度が常に一定
温泉地の温泉の泉源の温度は一定の温度でわきだしているケースが多く、常に熱々のお湯が注がれているイメージですよね。
実際は、それぞれ個性があってこの限りではないですが、家庭のお風呂のように入浴中に湯温が下がるということはありません。
温泉地と同じく、銭湯のお湯の温度は一定に保たれています。これは、入浴の本来の目的である体を温めることに関しては重要なことです。
ご家庭のお風呂と比べ、温泉や銭湯のお風呂が温もりかたが違うのは、一定の温度のお湯に浸かる、ここにも要因があります。
銭湯のコストフォーマンスは高い
サードプレイスは、スターバックスの基本理念です。自宅(1stプレイス)と職場・学校(2stプレイス)との間にある、一息つける第三の場所という意味です。
街中のスタバでは、いつも人がいっぱいで席を確保するのも一苦労!
スターバックススでコーヒーは一杯約400円、ミルクと氷をミキサーにかけたフラペチーノだと約500円、狭い席を確保して一息つくのも大変ですよね!
そこで、今度はサードプレイスとして銭湯を考えて見ましょう。
500円前後で満喫できる銭湯の、コストパフォーマンスがいかに高いか、体験すれば、お分かり頂けると思います。
銭湯よりも広くて設備の充実したスーパー銭湯でも、1000円未満で利用できて、スタバでコーヒーとサイドメニューを頼んだくらいの料金で超絶満喫ができるのです。
他国ではあり得ないコストパフォーマンスの良さに驚きです。
スタバに通うように、銭湯に通う、これは現代の湯治です。