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東京プリンスホテル1050号室の奇蹟


白杖の白状(こくはく)

東京プリンスホテル 1050号室


 妻曰く、世界で最も東京タワーを間近で見ることのできるホテルは東京プりンスホテルで、そのなでも1050号室が最も良いアングルなのだそうです。

知らんけど・・・・

東京プリンスホテル1050号室

 東京タワーは日本の建物で、東京に存在している訳で、わざわざ世界などと云う冠は無用だと思うし、なんの根拠で1050号室が最も良いのかはわからないが、僕の出張に付き添うと云うが早いか、さっさとネット予約をして、部屋を押さえたようでした。

妻は夕日マニア

 温浴施設の視察で東京に1泊することになりました。これから取り組む予定の個室サウナを、開店ラッシュが続く東京で体験するのが目的です。

 以前は、仕事で温浴施設の視察で巡回する時は、基本一人で、1日に5件とか6件とかを巡り、数をこなしていました。

 夜は宿泊のできる温浴施設に泊まるのが常でした。

 しかし、この1年で弱視が進み、以前のように自由に動き回る自信もなく、効率よく施設を巡るため妻の仕事が休みの土日にナビゲートをお願いしたのです。

 ある条件と引き換えに、快くその役割を引き受けてくれてくれました。

 その条件とは、東京タワー越しの夕日鑑賞に付き合うと云うことです。

確かに真前に東京タワーでした。夕日が程よく焦げています


 彼女は夕日マニアで、国内外の旅行では、その旅先で最も夕日が綺麗に見えるスポットをネットで探し出し、夕日が沈みかける1時間前までに、その場所に陣取ると、梃子でも動かなくなります。

日没ショーが始まると梃子でも動かなくなります

 今回の彼女の、夕日スポットは東京タワー!そして、その鑑賞スポットが東京プリンスホテル1050号室。珍しく、宿泊地が夕日スポットでした。

この日は東京マラソンバージョンでライトアップ


旅先は妻がルールブック

 旅先では、妻がルールブック、これが我が家の掟です。例え、それが私の出張の付き添いであってもルールブックが優先されます。

 夕日の時間にチェックインできるよう、朝は始発で自宅を出て、夕日の後は近所のバルで乾杯、明日は、7時前にチッエックアウト。モーニングが美味しいというベーカリーカフェに寄ってから、サウナに出かける。

 これが、今回の工程ときまりました(決められました)

朝の清々しい東京タワー

 まあ、これからの出張は、恐らくこの形が定番となるでしょう。

 付き合ってもらうのだからしょうがないですね。身障者割引で、運賃だけは一人分で済みますので、ぼちぼちやっていこうと思います。

良いお部屋でした、お値段もビジネスホテル並みでコスパよし





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