国は違っても
自粛生活190日目。
また1日遅れです😅
朝寝坊して横で仕事する旦那さんを尻目にゆっくり朝ごはん。息子を外に連れ出すべく公園へ。
お義兄さんの家の近くに、オレオHórreoがありました。市内では滅多に見ないのですが、これはオブジェ的に置かれているもののようです。
何??と思いますよね?白黒クッキーのオレオではありません。高床式の貯蔵庫です。
主にガリシア州、一部アストゥリアスの方でも見られるようです。石造りの物ですが、日本人が見たらだれもが想像する、正倉院の高床式倉庫を彷彿とさせる貯蔵庫です。
初めて見た時は、その姿とねずみ返しがついているという点に、どの国にいても、気候が近いところでは考えることが同じであるということ、先人の知恵ってすごいっていうことにひとしきり感動したものです。
調べてみると、オレオは12世紀ごろには挿絵記載が残っているようですが、それよりずっと以前の一世紀ごろから貯蔵庫として存在していたようです(形が今と同じだったかまでは確認が取れていません)。
雨風から穀物や収穫した野菜などを守るために作られたオレオは、他のスペインの地域と比較にならない湿気からも収穫物を守らねばなりませんでした。そのため、床を高く作りました。
今では実際に使っているところは少ないでしょうが、田舎の方に行くと壊されずに残っているオレオもたくさんあります。
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