知的資産の創造
知的資産の創造
ここで、知的資産経営の創造とは自社(組織)内で、知的資産を見つける活動に加えて、他者の同業種の知的資産経営への取り組みを参考にしながら、自社の知的資産を生み出すことを言います。
何を参考にするのかといえば、他社が作成し公表している知的資産経営報告書に記載された、重要業績指標(KPI)です。 次に、事例を記載していますのでご覧下さい。
重要業績指標:KPI (Key Performance Indicator)は、組織の目標を達成するための重要な業績評価の指標で、定量的計測が難しいものを定量化するのに使われるものです。
KPIの具体例を検索する方法としては、インターネットにより、「知的資産経営報告書」や「企業の魅力発信レポート」などという文言で検索し、同業他社の取り組み例などを参考にします。
知的資産経営に具体的に取り組むためには、KPIという結果を生み出す前の「先行指標」をどうするのかが重要となりますので、この「先行指標」として何が使われているのかにも着目する必要があります。
つまり、経営目標としてはKPIを使うのですが、KPIは結果を示す場合が多いと考えられますので、それを達成するための具体的な取り組みは、先行指標をもとに進めることになります。
具体的に何を取り組めば、求める成果が得られるのかを考えながら先行指標を決めます。
この先行指標は、一定期間取り組んだ後、それでは目指す成果に繋がらないと分かった場合は、変更する必要があります。
重要業績指標(KPI)の例 KPI実例集
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この記事は、「知的資産経営の実践」大学教育出版 2014年初版から抜粋・追記して記載しています。データ等は当時のものです。