パラフィン紙で包まれた古本が怖い
というのも、5年くらい前、ネットで「スウィフト政治・宗教論集」っていう古本買ったら、何となく湿ったパラフィン紙に包まれた、今まで嗅いだこともない得体の知れない臭気の本が届いたからです。
方向性としては、理科準備室に置いてあるアンモニアを古くしたような感じの臭いです。
怖い。
よく考えたら、そもそも「スウィフト政治・宗教論集」を持ってた人が相当怖い。
しかも今さら売るって、いったいどんな事情なんだ。
どこの誰の本だ。
考えれば考えるほど怖い。
届いて2分で捨てました。捨てた袋を部屋に置いておくのも怖かったけど、幸いにも翌日ごみの日だった。
本を捨てるなんて、それも絶版本を捨てるなんて、なんて罰当たりなんだ。
欲しい人がきっといるに違いないのに。本当にごめんなさい。でも怖くてパニックだったのです。私にとっては高かったのに勿体ない。
そんなこんなで、私はパラフィン紙が怖いと感じる人間になりました。
さっきパラフィン紙にまつわる素敵なnoteを拝読して、自分もそんなの書きたいなと思ったけど結果これです。
ちなみにたぶんこれ↓です。記憶では当時3500円くらいしたんだけど、けっこう安い、1100円。
1100円って思うと、あんま怖くないですね。3500円だと怖い。
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