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Think Space Habitat vol.5 レポート

 みなさんこんにちは!TNL東北支部代表の田中大河です。今回は仙台で行われたThink Space Habitat vol.5 の模様をお送りしようと思います。

 今回ついに仙台で行われたThink Space Habitatですが、前回につづいて宇宙建築の設計をワークショップ形式で参加者の方々に行って頂きました。今回のテーマは宇宙農業。第6回宇宙建築賞のテーマが宇宙農業ということもあり、宇宙建築賞の設計の雰囲気を皆さんに感じて頂きました。前回のvol4とは異なり、決まっているのはテーマだけで、建設予定地や用途は参加者の方々に全てお任せしました。

 まず、皆さんにはブレインストーミングをして頂きました。地球上での農業には何が必要か?それは宇宙にも応用できるか?地球と宇宙の違いは?そんなことをいろいろ挙げて頂いたのですが、こちらから強制的にストップしない限り永遠にアイデアが出そうな程活発なブレインストーミングとなりました!

 
 次に議論に移っていただいたのですが、ここで、ある参加者の発言が建築の方向性を決めました。『うなぎが食べたい。』確かに宇宙でうなぎが食べられれば最高ですよね笑。では、うなぎが育つのには何が必要か?海、川、土。ならばいっそ小さな地球を一つ作ってしまおう。このような議論(実際はもっと詳細な議論がありましたが)の末完成したのが…

 宇宙農業ステーション。ここでは50人程の人間が暮らし、地球と変わらない暮らしを営んでいる。Deep Space Gateway建設に伴い、有人月面探査やDeep Space Gateway内の食糧をまかなっている。ソガメ折りでたたまれた構造物を回転させながら宇宙空間に放出することで、遠心力を用いて展開する。その回転はそのまま人工重力の発生に繋がる。内部には小さい山、川、海が再現されており、自立したエコシステムを実現させている。塩害対策として海と陸の間には浸透膜が設置されている。また、閉鎖された宇宙空間に過ごす者達が地球を感じられる癒しの空間ともなる。行われている農業は米、大豆、ウナギ、ドジョウ、小魚、わかめ、養蜂などである。

短時間でイラスト、プレゼンボード、ジオラマの3つの成果物を完成させることができました。これも参加者の方々の活発な参加のおかげです。ありがとうございました。また、皆さん視点がさまざまで何度もなるほどと思わされました。TNL側としてもとても勉強になりました。

 当日ご参加頂いた皆様、大変ありがとうございました。皆様の様々な視点、熱意のおかげで大変有意義な時間となりました!またの御参加、お待ちしております。

最後までお読みいただきありがとうございました。
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Think Space Habitat 第6回は東京で開催します!
今回のテーマは、前回の東北に続いて『宇宙農業施設の設計』です。

宇宙進出の重要な鍵となるであろう宇宙農業施設を設計していきます。
「宇宙では何を育て、何を食べるのか。その為にどんな建築が必要なのか。」を、私たちと一緒に考えていきませんか?(※6月30日に開催した東北でのイベントと同様のテーマで行います※)

皆様のご参加をお待ちしております!!

↓詳細はこちらをご確認ください↓
https://note.mu/spacearchi/n/neacdd6f433bf

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