火星の地形
皆さんこんにちは!今回の記事では、12月14日に開催される「Think Space Habitat vol.2 宇宙建築×スポーツ」に先立ち、火星の地形について紹介していきたいと思います。
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1)火星の基本情報
地形について話す前に、火星の基本情報について再掲します。
<火星の基本情報>
・太陽からの平均距離:2億2,794万km
・大きさ(赤道半径):3,396km
・質量(地球に対して):0.1074倍
・重力:約0.38G
・公転周期:1.88年(687日)
・衛星の数:2
以上が基本情報です。地球の赤道半径が約6378㎞であるのに対し、火星はその半分くらいです。
2)太陽系No.1の山
突然ですが、ここで問題です。火星で一番高い山、オリンポス山の高さは何mでしょう?
答えは…
約25㎞!
この山は太陽系で一番高いとされています。地球より小さい星にエベレストの約三倍の高さの山があるということになります。驚きですね。火星にはオリンポス山以外にも山、谷がたくさんあり、起伏の激しい地形となっています。裾野の直径は500㎞以上もあり、フランスの地図と重ねると以下の図のようになります。この図からもオリンポス山がいかに大きいかわかりますね。
3)火星には水がある⁉
火星には水が流れた形跡がたくさんあります。ここからは火星の水による地形を紹介します。
〇アウトフローチャネル
アウトフローチャネルとは、一時的に大量の水が流れた跡のことです。何らかの原因で水が地下からあふれ、それが流れた跡がアウトフローチャネルとなりました。そのため、どこから水が流れ始めたかがはっきりわかるようになっています。
〇バレーネットワーク
バレーネットワークは、上のアウトフローチャネルが枝分かれしてできたものです。川の流れの跡のようになっています。
これらの地形は水が流れた跡と考えられていますが、現在の火星の気温では液体の水は存在できません。太古の火星は水が液体でいられるほど暖かかったのかもしれません。
4)終わりに
ここまで火星の地形について紹介してきました。まだまだ火星についてはわかっていないことばかりです。しかし、最近ではオポチュニティ、キュリオシティ、インサイトなどの探査機が送り込まれ、火星の研究はホットな分野となっています。これから研究が進み、出身地トークで「火星帰りです。」なんていう時代がくるかもしれませんね。
将来的に地球以外での居住を目指す私たちTNLは、今後もこのような記事を発信していこうと思っています。よろしければ、TNLの他の記事も見てみてください。
それではまた次の記事で!
参考記事
https://www.triplespark.net/render/img/mars/detail/
http://www.aritearu.com/Life/Sky/MarsDeimos.htm
https://natgeo.nikkeibp.co.jp/nng/article/news/14/6986/
https://en.wikipedia.org/wiki/Olympus_Mons
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