宇宙災害
TNL東北支部の古谷です!
ここでは宇宙で居住すると起こりうる災害の話をします。列挙してみるとこんなものが挙げられます
1. デブリ事故
2. 隕石の落下
3. 放射線被曝
4. 通信障害
1.デブリ事故
「 宇 宙 ゴ ミ 」 と い う と イ メ ー ジ で き る で し ょ う か ?代表的な宇宙ゴミに、衛星やロケットの破片があります。大きさで言うとわずか数cmなのですが、10km/s弱で地球の周辺を回っていて、これが機器に当たると当然故障の可能性があります。このデブリ問題解決のために様々な取り組みがなされています。
http://www.jaxa.jp/projects/feature/debris/
2.隕石の落下
頻度は低いですが、隕石落下の可能性は0ではありません。隕石が居住している星に近づいてくるときはあらかじめ機器でその情報を把握できます。
とはいっても隕石のサイズによっては甚大な被害が見込まれます。6年前にロシアに隕石が落下し、多くの人が負傷したニュースは記憶にありますか? 地球では大気があるので隕石が落下するにしても空気抵抗がありますが、宇宙空間には大気はありません。 低頻度ではありますが被害を最小限に抑えたい災害です。
3.放射線被曝
宇宙空間には放射線(主に陽子)が降り注いでいます。当然人体への被害もありますが、宇宙機や太陽光発電装置等が故障・劣化してしまうこともあります。太陽も放射線の発生源の1つです。太陽の活動を監視する必要もあり、宇宙天気予報(http://swc.nict.go.jp)という分野もあります。
4.通信障害
太陽フレアのX線や紫外線エネルギーによって電子密度が増加し、通信機器に異常が発生する可能性もあります。いざ人間が地球以外の星で暮らすとなると月に居住することになるわけですが、こういった被害を防ぐためには月の縦孔が大変有効です!月に存在している洞窟のような空間で、物理的な被害はもちろん、受ける放射線も軽減することができます。https://www.asahi.com/articles/ASKBK7GP0KBKUBQU01N.html
縦孔については過去のnote記事でも紹介しているので是非ご参照ください。https://note.mu/spacearchi/n/ne21dbc29542f
参考文献・「宇宙災害 太陽と共に生きるということ」 片岡龍峰
・http://www.mitsubishielectric.co.jp/me/dspace/column/c1107_1.html
三菱電機 DSPACE 読む宇宙旅行 「宇宙生活で避けられない宇宙放射線」
・https://www.sankei.com/life/news/140120/lif1401200027-n1.html
産経ニュース 「宇宙放射線 ぬれタオルで4割低減」
・https://wired.jp/2014/05/09/radiation-risk-iss-mars/wired
「宇宙の放射線障害 最新研究 人は宇宙で長期間活動できるのか」
https://repository.exst.jaxa.jp/dspace/bitstream/a-is/21455/1/61891006.pdf
JAXA
「スペースデブリの発生とその対策」
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Think Space Habitat vol.5
ついにThink Space Habitat を仙台開催!今回は宇宙建築についてと我々TNLの活動の紹介を目的に、ミニ宇宙建築賞を開催します。もともと宇宙建築に興味がある方も、宇宙建築って何?って方もぜひぜひご参加ください!
申し込みはこちらから↓
https://docs.google.com/forms/d/1UpGMla3zlJMRHuaYS9Ak6NUyXDe3f81LVg0f8CcFMUI/edit
イベントページはこちらから↓
https://www.facebook.com/events/372729536701490/
第6回宇宙建築賞
第6回宇宙建築賞の募集要項が発表されました。詳しくはこちらから。
https://tnlabsa.wixsite.com/tnlab/1-2
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