空き家と会話する:4軒目の家との会話④
さて、9月の作業で最も大きな結果を出したのが、妹が担当した2階の天井と柱周りへの蜜ろうワックス塗り。
蜜ろうワックスとは、「ミツバチの巣を溶かし、不純物を取り除いた蝋成分=「蜜ロウ」と、植物油を混ぜてつくられた天然のワックス」のことです。
岡山のリフォーム屋さんに、妹が教えてもらった天然素材のワックスで、人にも動物にも優しい。
もちろん、木に優しい😊
で、今回の空き家は、以前、2階にかなりの雨漏りがあり(もちろん、前の持ち主の方が全て修繕して、今は雨漏りはないのですが)、天井の木が、白く変色してしまってました。
それを見た妹。
蜜ろうワックスを塗ってあげれば天井が生き返ると、なんと、約18畳分の天井を全て一人でワックスを塗った。
プラス、柱や障子や襖、窓枠の冊子はもちろんのこと、全てに蜜ろうワックスを塗るという大作業を一人で行った。
で、これがビフォー・アフター。
「いいね~。家が生き返ったね~」と、超ご満悦の妹。
それはそのはず。
約5日間。
妹は、ずっと上を見続け、蜜ろうを塗り続けた。
家に対する愛情がなければ、そう簡単には、できない作業…
(私もその頃、パテのサンド掛けで、残念ながら写真がないのですが…)
家も喜んでいる限りです。
なお、蜜ろうワックスは、塗りたては、どうしてもロウの匂いがこもるので、換気をしてやるのがベターです。
あと、塗りたての頃は、床が滑りやすくなるのと、靴下などにロウと木のアクが付くのでご注意を。
いずれにしろ、本物の木を生き返らせるのであれば、蜜ろうワックス、最強!
妹と私のお気に入りにの商品です。