あなたのパンダを大切に⑥(物語)
生まれて初めての日記帳
おじいちゃんと私は仲良しです。
小学生になったとき
おじいちゃんに
大好きなパンダちゃんのノートを
もらいました。
おじいちゃんはニコニコ言いました。
「今日からこれに日記を書くといいよ」
日記?!
私はその日に生まれて初めて日記を書きました。
おじいちゃんにパンダちゃんのノートを
もらったことと、
その日公園に行って缶蹴りをしたことと、
駄菓子屋さんであんず棒と麩菓子を買ったことと、
夜ご飯のカレーが美味しかったことを
書きました。
パンダの日記帳には
その日あった嬉しいことや楽しいこと
悲しいことや悔しいこともたまに書きました。
そうすると
なんだかすっきりした気持ちになることがあったので
不思議だなぁ、と思いました。
だから私は
書くことが好きになりました。