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会話や言葉に目を向けよう!普段の「話し方」が組織の文化を形づくる?!

企業の文化づくりをお手伝いし、メンバーの”働く幸せ”と事業成長をサポートする「Cultive(カルティブ)」のマネージャー佐藤佳織(かおりん)とディレクター荒井萌(もえ)が、”働く幸せ”に関するノウハウからよもやま話までSpotifyで幅広く発信中!

みなさんは、自分の話し方や、話す時の言葉の選び方などを意識したことはありますか?
今回は、企業の文化と「話し方」の関連性や、共通の言語を使うことによるポジティブな影響など、言葉にまつわるお話をご紹介していきます!


日常会話が文化に繋がる!自分の話し方を振り返ろう

荒井:今日は、ダイヤモンドオンラインが出している「組織の体質が変わらない・・・リーダーの話し方がずれていないか疑うべき理由」という記事(全文は会員登録が必要)を基に、かおりさんとお話したいなと思っております!

荒井:記事には「日常会話の中で使われている『話し方』が、企業文化に大きな影響を与えている。」と書いてありました。文中では「7つの返答話法と企業文化の関連」が図示されていて、どんな話し方がどんな文化を形成しているのか、がまとめられていました。

反復話法:相手の説明内容を逸脱せずに反復して返答
要約話法:相手の説明内容を逸脱せずに要約して返答
詳細話法:相手の説明内容に、情報を追加して詳細に返答
例示話法:相手の説明内容に、具体事例を追加して返答
経験話法:相手の説明内容に、経験事例を追加して返答
示唆話法:相手の説明内容に、仮定帰結を示唆して返答
転換話法:相手の説明内容の論理を転換した上で返答

組織の体質が変わらない…リーダーの話し方がずれていないか疑うべき理由

荒井:大事にしたい企業文化に繋がる話し方ができているか、改めて考える必要性を感じましたね。

佐藤:ナイス記事ですね、ありがとうございます!ちなみに萌ちゃんは、自分の話し方の癖を意識したことってある?

荒井:私は人の話を聞いている時に、結論を代わりに言ってしまうことが多いかも。自他ともに認めるせっかちなので・・・(笑)。6~7割くらい話を聞いた段階で「こういうことを言いたいんだよね。」と話を遮ってしまいます。最後まで聞き続けてあげられたら良いのですが・・・。

佐藤:文中の「7つの返答話法」で考えると「要約話法」に近いかな?

荒井:多分そうだと思います!相手の話を要約して説明する、という特徴があるようですね。

佐藤:なるほど!ちなみに、要約話法を多用すると、迅速性が上がる企業文化が醸成されやすい、と書いてありますね。萌ちゃんの「せっかち」という特性も、スピード感ある企業文化に影響を受けて確立されたのかも。

荒井:かおりさんはいかがですか?自分の話し方の癖とか、該当するものありますか?

佐藤:自分で意識することってあまりないからなぁ・・・。どれなんだろう・・・。

荒井:うーん、確かにコレ!って言いにくいかもしれないですね。かおりさんの話し方には、色々な話法が混ざっているかも。

佐藤:確かにそうかも!詳細話法・例示話法・示唆話法に該当するような話し方をしている気がします。

荒井:そうそう!事例や追加情報を併せて返事してくれることが多いです!

“話し方”と企業文化って、どう影響しているの?

佐藤:私達が提供しているCultiveというサービスでも「言葉」に着目して企業文化の分析を行います。ビジョン・ミッション・バリューの言葉をみんな使っているとか、実はよく使われている言葉があるとか。

荒井:うんうん、社内で流通している言葉ってありますよね。

佐藤:会社のコアな部分になるような言葉やフレーズを流通させるっていうのは文化の作り方として結構あるあるパターンだと思うんだよね。リクルートさんの「お前はどうしたいの?」とか、サントリーさんの「やってみなはれ」とか。だけど、話法っていう見方はなかったな〜と思って。

佐藤:だからこの記事、すごく面白いです!

荒井:かおりさんのお話を聞いていて、私の癖である「要約する・早く結論を出したがる」みたいな部分って、働いていた会社の「話し方」の影響もあるのかも、と思いました!

荒井:ITや広告系の業界にいたので「世の中の変化を先取りした提案をする」ことへの重要度が高くて。そうすると、素早い決断や端的に話をすることを求められる機会が多くなるんですね。結局どうするの?とか、何するの?とか。そういう話し方が当たり前な環境にいたのと、私自身のせっかちな性格が相まって、要約話法を使うようになっていったのだと思います!

佐藤:なるほど、それはすごく影響してそうだね!

佐藤:あと、ビジョン・ミッション・バリューとかを浸透させようって動きは色々な会社であると思う。だけど、細かく戦略的に取り組むことが難しいのが実際のところなんだよね。だから、文化を変えるための小難しい施策を色々やるよりも、「話し方」の観点ってわかりやすいと思いました。

荒井:文化を変えよう!よりも話し方を変えよう!の方が、すぐに取り組めそうですよね。

佐藤:VMVの策定みたいな大掛かりなことをやっても、浸透させることを考えるとすごく時間が必要になっちゃう。そうなった時に、「話し方を変えてみる」ということを現場から推し進めるという風土改革やカルチャー醸成をするのも一つの方法かなと思います。

荒井:そうですね、すごく大切だと思います。

気をつけよう!“言葉の使い方”は関係性を深め、自分を変える

佐藤:ちょっと余談だけど、あるメンタリストのYoutubeで面白い研究結果を説明する動画を見たので、紹介するね。2011年のテキサス大学の研究で、『同じ単語やフレーズを使う男女は、そうではない男女に比べて、3倍も相互に好印象を抱きやすい』ということが明らかになったそうなんです。

荒井:なんとなくわかるかも!

佐藤:単語だけではなくて、語尾とかが同じでも好印象に繋がるみたいなの。例えば、〜じゃん!とか、〜だよね、とか。結局は「普段使う言葉」が近いほど好印象を抱きやすいんだって。

荒井:今の話を聞いていて、同僚のことを思い出しました!同僚は、働き始めてからも、出身地の方言を使い続けるような子だったのですが、同じように方言を積極的に使っている人に魅力を感じると言っていたんです。

荒井:だからやっぱり、同じ言葉を使うことが好印象や仲間意識に繋がっているんだなと思いました。

佐藤:「話し方」の話とは少し違うかもしれないけど・・・。同じ組織の中に居ても、物事をどんな言葉で表現するかで、価値観合わないな・苦手だなって思ったりするじゃない?だからやっぱり、言葉の選び方の感覚が近いって同じ組織にいる上で結構重要かなって思いますね。

荒井:そうですね、親近感にも繋がっているかも。

佐藤:言語が同じだけで心理的な距離が近づくのであれば、社内での言葉の選び方・話し方を揃えるってことをしても良いのかもしれないよね。特に、大切なものに関しては!例えば会社が「人材」をどう捉えるかとか、お客様とは何かとか。きっと使う言語を揃えることで、社員の価値観が揃うという効果もあると思います。

佐藤:やっぱり言語って文化醸成において、とても大切なんだろうな、と改めて思いました。人間、使う言葉でできていますから。

荒井:そうですね、言霊って言葉もありますからね。

佐藤:ちょっとよもやま話、しますね(笑)。小さい時に、よく父から「人は物を考えるときに言語で考えるから、汚い言葉を使っていると、そういう人間になるぞ。」って言われてたんです。誰かとぶつかった時も「いてっ」とかではなくて「痛いな」って思うようにする、とか。そういう言葉一つひとつを大切にすることを教わりました。

荒井:マザーテレサの名言にもありましたよね。

言葉に気をつけなさい、それはいつか行動になるから。
行動に気をつけなさい、それはいつか習慣になるから。
習慣に気をつけなさい、それはいつか性格になるから。
性格に気をつけなさい、それはいつか運命になるから。

荒井:やっぱり、自分の言葉一つが人生や運命を変えるって、大袈裟ではないのかもしれないですよね。

佐藤:そうですね、なんだか言葉に気をつけようと思いました!

佐藤:経営者やマネージャーの方は、目指す組織に合った話法を取り入れて見ると良いかもしれないですね。

荒井:うんうん。ぜひお試しください、という内容でしたね。皆様ありがとうございました!

佐藤:ありがとうございました〜!

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何気なく使っている言葉や話し方が、色々なところに影響していることが分かりました。少し気を付けるだけで、会社の文化が、自分の未来が変わるかもしれませんね。

かおりんともえちゃんがよもやまと話しているSpotifyトーク!気になる全編はこちらからチェック!
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