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インデックス数とSEOの関係は?|3分で分かるSEOコラム
インデックス数とSEOの関係は?
インデックス数とは、Googleなどの検索エンジンが、検索結果に表示するために蓄積したデータベース(インデックス)に、対象サイトのページがどれだけ存在するか、その数のことを指します。
インデックス数はSEOに影響する?
サイトのページが多いほど、そしてインデックス数が多いほど、SEO効果は高いのでしょうか?
結論から言うと、SEO効果は高まる傾向にあります。
例えば月間50PV(ページビュー)のページが10ページあるのと、月間50PVのページが100ページあるのとでは、明らかに後者の方が強いです。PVには直接順位を上げるようなアルゴリズムはありませんが、見ている人が多ければ多いほど、外部サイトからリンクを受ける可能性も上がります。そして外部サイトからのリンクは、対象ページの検索順位が上がる要因になり得ます。
ページ数が多いと、単純にサイトへアクセスする入り口が増えるイメージですね。それぞれのページの持つコンテンツ、役割によって、流入してくる経路は異なります。当然、ページが表示される検索キーワードも様々です。もし狙ったキーワードで上位表示できていなかったとしても、何かしらのロングテール(検索数の少ない)キーワードで上位表示されていて、そこから流入してくるケースも少なくありません。
ただ、ページ数が多いからと言って必ずしもプラスにならない可能性もあります。
先程の例で言えば、月間0PVのページが100ページあっても、戦力にはならないわけですね。Googleにインデックスされていたとしても、ユーザーに見られていないなら、実質ページが存在しないのと大差ありません。そのような場合は、ページのコンテンツなり、サイト構造なりを一度見直した方が良いかもしれません。
インデックス数を調べる方法
現在Googleにどれくらいインデックスされているかを調べたい時に、一番有効なのはSearch Consoleを使うことです。「インデックス」メニューの「対象範囲」内で「有効」と「有効(警告あり)」を足した件数が、そのままインデックスされている件数となります。
一方、競合サイトがどれくらいインデックスされているかを調べたい場合に、Search Consoleを使うことはできません。そのような時には、「site:」を使用すると良いでしょう。正確なインデックス数ではありませんが、大体の規模をつかむことができます。試しにSearch Console を使用できる自分のサイトを「site:(サイトのドメイン)」で調べてみましょう。実際にインデックスされているページの数とどれくらい誤差があるかが一目瞭然ですね。
ちなみに、ページ単体をピンポイントでインデックスされているかどうかを調べるのには、Search Console の 「URL 検査」メニューが便利です。インデックスの有無と、インデックスしていなければその理由がわかり、さらに検査結果画面からインデックスをリクエストすることも可能です。
インデックス数が予想と異なる場合の対処法
インデックス数が、想定していた数値と異なっていた場合はどうすれば良いでしょうか。ここでは多すぎる場合と、少なすぎる場合の2パターンに分けて解説します。
インデックス数が多すぎる場合
インデックス数が多すぎる時は、一つ一つのページが本当に必要かどうかを精査し、不要な場合は以下のように対応します。知らないところで動的なページが生成されている可能性も疑いましょう。
・canonicalを付与して正規化する
パラメーターを動的に URL へ付与している場合、付与したページが意図せずインデックスされることがあります。そのような時には、パラメーターのないページに canonical を設定しましょう。設定したページが正規ページと判断され、インデックスされるようになります。
パラメーターについては、Search Console の URL パラメータ ツールでクロールを制御する方法もあります。
canonicalについて↓
・noindexタグを付与する
検索エンジンのクローラーは、発見した URL から情報を取得し、インデックスを行います。中には、意図せず発見されてしまい、インデックスされてしまうページもあるかもしれません。インデックス不要のページがインデックスされてしまった場合は、noindex タグを付与しましょう。次回クローラーが巡回した時にタグが認識され、インデックスから除外されるようになります。
noindexについて↓
・ソフト404を404で返すようにする
コンテンツを削除したりして中身がないページを、クローラーが通常のページ(ステータスコード200)として認識してしまっている現象をソフト404と言います。通常のページだと認識するため、そのままインデックスしてしまうわけです。このようなケースには、ステータスコード404(または410)を返すように修正を行ってください。
インデックス数が少なすぎる場合
インデックス数が思っていたよりも少なすぎるなら、何らかのエラーがページに起きている可能性があります。Search Console のインデックス対象範囲で「エラー」や「除外」となっているページのうち、本当にインデックスしてもらいたいページがあるなら、その原因を解消します。
・noindexタグを削除する
テスト時に付与していた noindex タグを削除しないまま、ページを公開していたりしませんか? noindex タグが入った状態では、いくら待ってもインデックスされることはありません。気付いた時点で削除しましょう。
・重複しているページを見直す
本当はインデックスして欲しいのに、重複ページと見られてインデックスされないこともあります。その場合、「info:(対象URL)」で調べた時に、異なるURLが表示されます。もしインデックスして欲しいページが重複ページと見られていたら、タイトルや説明文、コンテンツを変更してオリジナリティを出しましょう。
・インデックス不要と判断されたコンテンツを見直す
重複ページの原因とも重なりますが、クロールはされているものの、インデックス不要と判断されたページは、オリジナルのコンテンツに乏しいと判断されている可能性が高いです。コンテンツを見直し、必要があれば追加しましょう。または、すでにインデックスされている同テーマのコンテンツページへ統合してしまうというのも手です。
・サイトマップを送信する
ここまでエラーや除外を前提に書いてきましたが、そもそもクロールされていない可能性も忘れてはなりません。クローラーに発見されていないページはインデックスもしようがないわけです。基本的に他のページからのリンクがあればクローラーは巡回しますが、クロール頻度や階層の深さによって、いつまでもインデックスされない場合もあります。そういったケースを防ぐため、あらかじめサイトマップ送信でURLを知らせておきましょう。
まとめ
インデックスの数だけに囚われて、安易にページを増やすのは考えものです。ないよりはあった方が良いという精神はGoogle には通じません。本当にユーザーの役に立つページをインデックスさせてはじめて、流入の獲得につながるのです。インデックス数を変に意識することなく、適切なサイト運営を心がけましょう!
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