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PageRank(ページランク)って今もある?無くなったの?という方のためのまとめ|3分で分かるSEOコラム

PageRank(ページランク)とは

PageRank(以下ページランク)とは、Googleが使用しているサイトの評価指標です。私たちユーザーに公開されていたページランクは、0~10の11段階があり、上位のサイトほどGoogleからの評価が高いため、検索結果上位になりやすい傾向がありました。 また、SEO施策にも関係しており、SEO施策で大きな影響力をもつ「外部施策」において、重要な指標でした。
ページランクは、リンク元のサイトのページランクの値から計算されます。
評価をざっくり解説すると、以下の図の通りです。

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参考:https://patents.google.com/patent/US6285999?oq=6285999

ページランクが高いサイトの方が、与えてくれるポイントが高いので、ページランクが高いサイトからリンクをもらうことが有用なSEO施策の1つだったのです。
尚、Yahoo!がまだYST(Yahoo! Search Technology)を採用していた頃は、受けているリンクの数が重要な指標の1つであり、質(ページランク)よりも量で補完する施策も横行していました。

参考までに、弊社ではざっくりと以下のようにウェブサイトを分けていました。
なお、ページランクはGoogleが提供していたツールバーを各ブラウザでインストールすることで誰でも確認することが出来ました。

【0】  :出来たばかりでクロールされていないサイト。
     もしくは内容がなく、リンク等もほぼされていないサイト
【1~3】:標準的なランク
【4~6】:比較的高めのランク
     企業サイトなどはこのランクへの到達を一つの目安としていた
【7~10】:サイトとしてもリンク元として優秀なサイト
※2010年頃ページランク10だったのは「東京大学」「内閣府」などほぼ公益性の高いサイト

さて、お気づきの方もいると思いますが、上記の説明では筆者の語尾がほぼ過去形になっています。
そう、上記のようにGoogleのSEO施策として重要な指標である「ページランク」は、2019年現在、確認できるサービスが終了しているのです。


いつ終了したの?理由は?

Googleは、2013年にGoogleツールバーで確認できる0~11のページランクの数値更新を停止しました。
そして2016年には、ツールバーからページランクの項目を削除し、ユーザーがウェブサイトのページランクを知ることは出来なくなったのです。
ただし、あくまで私たちユーザーが確認出来なくなっただけであり、ページランク自体は現在もGoogleのアルゴリズムとして存在しています。

ではなぜ、ユーザーに向けて公開しなくなったのでしょうか。
Googleから公式に、その理由については発表されていないため、筆者の推測となりますが、SEOの評価における重要な要素が変わってきたことが挙げられるのではないかと考えています。
2011年に始まったパンダアップデート、2012年に始まったペンギンアップデートはSEOの業界には大きな衝撃をもたらしました。

それまでSEOの施策の主流だった「リンク数が多ければ順位上がる」という考えが淘汰され、より良いコンテンツで、より良い内容のサイトを評価するという内部重視のSEO施策が主流になったことにより、被リンクによって変動するページランクの存在意義が薄れてきたことが考えられます。
事実、ページランク公開前の検索結果では、ページランク2や3のサイトが上位に表示されているキーワードも多く、SEO施策の評価指標としては使いにくくなっていました。

上記の内容ですとSEO評価の指標が「内部>>>>外部」のように見えるかもしれませんが、それも真実ではなく、外部施策も未だに有用な施策です。
ブラックボックス化しているGoogleのアルゴリズムがどんどん複雑化しているため、明確な指標を出すのが難しくなっているのかもしれません。


今後何を指標にしたらいいの?

「そんなこといっても、ページの評価がわからなければ今のままでいいのかわからないじゃないか!」というユーザーも多くいらっしゃると思います。
別のツールで獲得できる評価指数もありますので、以下にて参考にご紹介します。

▶Open Site Explorer
MOZが提供するSEOツールです。こちらを利用すると「DOMAIN AUTHORITY」と「PAGE AUTHORITY」という指標を確認することができ、それぞれ「ドメインの評価の高さ」「ページの評価の高さ」を示しています。

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▶Ahrefs Site Explorer 「エイチレフ」と呼ばれるSEOツールです。主に外部リンク元の調査や評価を知ることができます。 こちらも「Domain Rating」という「ドメイン評価の高さ」と「URL Rating」という「対象URLページの評価の高さ」を知ることができる項目を確認することができます。

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まとめ

ページランクは無くなってはいません!私たちに見えなくなっているだけです。
「あ。昔と違って外部リンクなんて必要ないのかー」という安易な考えでSEO施策をするのは非常に危険です。

内部施策と外部施策の全体のバランスと現状のGoogle検索アルゴリズムのブラックボックス部分を考えながら
最適なSEO施策をはかっていくことが重要なのです。


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