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URLの長さとSEOの関係|3分で分かるSEOコラム

SEOに有効なURLとは?

「どのくらいの長さのURLがSEOに有効なのか?」
という疑問はサイトや新規ページを作成する際にWeb担当者が考えることの一つです。

2014年にGoogleのJohn Mueller(ジョン・ミューラー)氏は、URLの文字数は2,000文字以内に収めるようにアドバイスをしました。
Internet ExplorerではURLに最大 2,083文字が使用可能となっているため、推奨したと考えられます。

「参考」https://productforums.google.com/forum/#!topic/webmasters/dPxWiO-cRnM/discussion

ただし、Webサイトや新規ページを作成する場合、2,000文字を超えることはまずないため、心配する必要はあまりありません。
URLの長さというよりもURLの深さ(ディレクトリ階層)、動的URL、または静的URLの部分を重視した方が良いと考えます。


URLの深さ(ディレクトリ階層)

URLの深さというのはディレクトリ階層とリンク階層の2つの意味があります。ディレクトリ階層は、ページの所属関係や階層構造をURLで表示しているものです。

例)
第一階層:https://www.seo-ch.jp/
第二階層:https://www.seo-ch.jp/news/
第三階層:https://www.seo-ch.jp/news/581

一方でリンク階層というのは、いくつのリンク(クリック)でそのページに辿り着けるか、というものです。

例)
https://www.seo-ch.jp/news
※TOPページにリンクが載っているページをクリックする場合、2クリックになります。

1クリック目 → https://www.seo-ch.jp/
2クリック目 → https://www.seo-ch.jp/news

Googleの評価として「トップページから何回のリンク(クリック)で辿れるか」の方が重要なので、以下の2点がポイントになると考えられます。

・トップページから3クリック以内でたどり着けるようにする
・URL上の階層構造はそれほど重要ではないが、不自然に深くなるのは避ける


動的URL・静的URL

動的URLとは、システム上のURLで「?」や「&」が含まれているものです。

http://example.com/×××/?a=●●●&b=▲▲▲&c=◆◆◆

一方で静的URLは、「?」や「&」が付いていなく、文字や数字が含まれるURLのことをいいます。

http://example.com/×××/●●●-▲▲▲-◆◆◆/
http://example.com/×××/□□□□□□□□□/

これはシステム上で自動生成されるパラメータになります。CMSによって、アクセスごとにURLが変わってしまうような動的URLの場合、Googleクローラー(ロボット)がURLを読み込めないことがあります。

https://www.seo-ch.jp/●●●/?id_a=▼▼▼&id_b=×××&id_c=□□□&area=1
https://www.seo-ch.jp/●●●/?id_a=▼▼▼&id_b=×××&id_c=□□□&area=2
https://www.seo-ch.jp/●●●/?id_a=▼▼▼&id_b=×××&id_c=□□□&area=3

ただし、上記のようにパラメータが入っていたとしても、固定の値かつ、パラメータの数が2~3個程度までであれば問題ありません。(それを超える場合は多少認識が弱くなったり、誤認識されやすくなる傾向があります)
上記のパラメータのように、地域や特定のカテゴリを変数を用いて記述している場合、誤認識されやすくなる傾向があります。

一方、静的URLの方は、通常の文字や数字で固定URLになり、Googleが段階的にページにたどり着きやすく、読み込みやすいURLになるため、サイトや新規ページを作成する場合は静的URLを推奨します。
(ユーザーにも短いURLの方が覚えてもらいやすいので、ユーザビリティ観点からもおすすめします)


URLに入れるキーワードについて

2006年頃からGoogleのJohn Mueller(ジョン・ミューラー)氏が「URLにキーワードを入れると、SEO効果はあるが、その効果は非常に小さい」と語っていました。

「参考」
https://www.youtube.com/watch?v=4FkSZIW6d48

新規ページを作成する際、URLにキーワードを入れることは好ましいですが、一番大事なのは、Googleクローラー(ロボット)が読み取りやすいURLにすることがポイントになります。


日本語のURLがSEOに与える影響

URLに日本語が含まれている場合については、アルファベットURL同様、Googleクローラー(ロボット)が読み込む事ができます。

http://example.com/gourmet/yakiniku/
http://example.com/gourmet/やきにく

しかし、日本語URLの場合は英数字・記号に変換される(エンコードされる)環境が多く、意味不明の長い文字で表示されてしまうことがあります。

日本語URL :http://example.com/gourmet/やきにく
エンコード:http://example.com/gourmet/%E3%82%84%E3%81%8D%E3%81%AB%E3%81%8F

日本語で文字数がたくさんある場合、変換される(エンコードされる)文字数も非常に増えます。日本語の文字数が増えれば増えるほどGoogleクローラー(ロボット)がページを見わけにくくなってしまう可能性があるので、2,083文字以上にならないように心がけましょう。

アルファベットURLと日本語URLは、どちらでも悪影響なく認識されます。ユーザー側からは日本語のほうがわかりやすいという利点もありますので、SEOの施策を行う際は、日本語URLにすることも一つの手段として考えていいでしょう。

「参考」
https://productforums.google.com/forum/#!topic/webmaster-ja/Ku5FY_VM6Gc;context-place=forum/webmaster-ja


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