SEO におけるドメインの役割と効果|3分で分かるSEOコラム
ドメインとは?
サイトを作成・サイト移転をご検討中の方には、SEOを考慮したドメイン設定に注意していただきたいです。
そもそもドメインとは、サイトの URL に必ず入る一部分のことを言います。たとえば、http://example.com/ で言えば、「example.com」がドメインです。
ここで、「example.com」は途中、ドットで区切られていますよね。ドメインはこのドットの前の部分と後の部分で分けられています。前半の方は自分で好きに決められます(※既に使用されている場合を除く)が、後半の方は一定の基準があり、そこから選ぶ形になります。その基準もまたいくつかに分けられているので、順を追って説明します。
トップレベルドメイン(gTLD、ccTLD)
先述の「example.com」の後半部分は「.com(ドットコム)」です。割と聞きなじみがありますよね。このうち、ドットを除いた「com」のことをトップレベルドメイン(TLD)と言い、その中でも gTLD という種類に属します。
gTLD(ジェネリックトップレベルドメイン)
gTLD はジェネリックトップレベルドメインと言います。一般的なトップレベルドメインという解釈で構いません。と言うのも、取得の際の制約がないドメインがほとんどで、世界中の誰もがドメイン取得・管理サービスを利用して簡単に取得することができます。
この gTLD は年々新しいドメインが増加していて、種類がとても豊富です。gTLD から選ぶ場合は、できるだけ作成するサイトのサービス内容に合うものを選ぶのが良いでしょう。ここでは一部のみご紹介します。
ccTLD(国別コードトップレベルドメイン)
TLD のもう一つの大きな種類として、ccTLD というのがあります。これは国別コードトップレベルドメインと言って、文字通り国別に割り当てられているドメインのことを指します。たとえば日本なら「jp」、アメリカなら「us」という具合です。国によって、その国在住や進出企業など、国に関わっていることが取得条件になっているところがありますが、ツバルの「tv」のように制約がなく、実質 gTLD と同じ扱いになっているところもあったりします。
セカンドレベルドメイン(SLD)
日本でよく見られるドメインに「.co.jp」がありますね。ドットが2つ使用されています。「jp」部分はトップレベルドメインで、付随する「co」の部分はセカンドレベルドメインと呼ばれます。このように、トップレベルドメインとセットで定められているものがいくつかあり、取得に条件があるものも存在します。
「example.com」の場合、セカンドレベルドメインは「example」となります。トップレベルドメインの前にあるものと認識しておけば良いでしょう。ちなみに「example.co.jp」というドメインの場合は、「example」部分はサードレベルドメインと呼びます。
ドメイン取得とSEOの関連性
さて、ここまでドメインの説明をしてきたところで、ようやく SEO の話をします。どのようなドメインが SEO にとって良いのか?
結論を単刀直入に言えば、作成するサイトと合致するドメインが良いです。
まず、サイトのテーマが明らかに決まっている場合。これは、テーマから考えるのが良いでしょう。もし検索で上位に表示したいキーワードが決まっているなら、キーワードをドメインに含めても良いです。ドメインというより、URL のどこかにキーワードを含めると、まったく入れないよりはわずかながら効果があります。
また、サイト名が決まっている場合は、サイト名そのものをドメインにしてしまうのも手でしょう。これは SEO というよりはマーケティング的な考え方ですが、サイト名をドメインにするとユーザーに覚えてもらいやすく、アクセスの増加が見込めます。
次に TLD の選び方ですが、基本的にはサービスを展開する国の ccTLD が良いでしょう。例えば日本であれば、「.jp」です。法人ならば、97%の上場企業が取得している「.co.jp」が、日本国内に登記されている企業しか取得できないという条件があるためにユーザーから信頼を得やすく、おすすめです。複数の国にサービスを展開している場合は、それぞれの国の ccTLD でサイトを作成するのがベストですが、メンテナンスのコストも考慮して、一つのサイトに集約してしまっても構いません。gTLD はどれを取得しても SEO 的な差はありませんが、ccTLD は、対象国の検索にわずかながら有利になる可能性があります。
日本語ドメインの SEO 効果
ドメインは通常アルファベットで構成されますが、日本語でも取得することが可能です。
たとえば「http://SEOチャンネル.com」などというドメインも取ることができます。以前は日本語ドメインに含まれるキーワードが優遇され、検索上位に日本語ドメインのサイトが複数上がっていた時期もありましたが、現在では日本語ドメインのサイトはほとんど見受けられません。これは単純に日本語ドメインのサイトが減少しているとも考えられますし、極端な優遇がなくなったというだけで、日本語ドメインを使用したからといってマイナスになるということもありません。
日本のユーザーにはわかりやすいというメリットもありますので、状況によっては使用を検討しても良いでしょう。
中古ドメインか新規ドメインか
ドメインに関する SEO で、中古ドメインが強いという話を耳にしたことがあるかもしれません。中古ドメインとは、以前に取得されたことがあり、現在は更新期限切れによってサイト運営者の手から離れているドメインのことを指します。
中古ドメインが強いと言われている理由として、ドメインエイジ(Google に最初に発見されてからの期間)が長いことや、すでに外部からのリンクを獲得できていることなどが挙げられます。うまく使えば確かに有利に働きますが、使用にはリスクもあります。
まず、過去に Google から手動対策を受けたドメインは、その後運営者が変わっても評価は低いままとなってしまいます。そのため、通常よりも上位表示が難しくなります。
また、以前運営されていたサイトのテーマとかけ離れすぎると、過去に獲得した外部リンクのテキストが逆に足枷になってしまうこともあり得ます。株式投資のサイトだと思って訪れてダイエットのサイトが出てきたら、ユーザーも Google もびっくりしてしまいますよね。
中古ドメインで以前どんなサイトが運営されていたかは、Wayback MachineでURLを入力して確認することができます。
新規ドメインの方は、ある時点で検索結果の順位が急上昇したり、急降下したりという現象が見られる場合があります。これは Google のインデックスの仕組みによって生じるもので、新しいサイトにのみ影響する特殊な現象です。時間の経過とともに解決されますが、どれくらいの時間というのが特定できないため、注意が必要です。
それぞれにメリット・デメリットがありますが、悩むようならリスクの軽い新規ドメインを取得するのをおすすめします。
ドメインパワーは存在するか
ドメインパワーという言葉を聞いたことはありますでしょうか?
直訳するとドメインの力、ドメインが持っている力。言い換えるとドメインの権威性、信頼性。Google がどれくらいサイトに対して信頼を置いているかということです。
ドメインパワーが存在するかどうか。これは、存在すると言って良いでしょう。
Google は以前、PageRank(ページランク)と呼ばれる、0~10の11段階でサイトを評価した数値を公開していました。厳密に言えば PageRank は被リンクに基づいた評価なのですが、当時は被リンクの要素が評価の中で大きな割合を占めていましたので、これをそのまま Google から見たドメインパワーと言っても良いくらいでした。その PageRank ですが Google は現在、公開を取りやめています。非公開となった理由としては、PageRank を上げるためだけの小手先の手法が横行しすぎ、Google にとっても本意ではない結果を導いてしまっていたことなどが挙げられます。
非公開になったとは言え、PageRank の指標は今でも使用されていますし、ドメインパワーという概念もなくなってはいません。Google にはページ単位で評価するアルゴリズムと、サイト単位で評価するアルゴリズムが存在していて、サイト単位で評価するアルゴリズムの評価が高ければ、ドメインパワーが高いと言えます。
ドメインパワーが高いと、新規ページを公開した際の検索結果への表示精度が上がり、サイトのテーマと合致した新規ページであれば最初から上位表示を期待できます。ドメインパワーがついていない状態でも検索結果への上位表示は可能ですが、上位で安定するまで一定の期間が必要だったりします。また、競合が強いビッグワードでは、ある程度ドメインパワーがないと上位表示は難しくもあります。
ドメインパワーのつけ方を書き出すと本題とずれてしまいますので、ここでは割愛します。
まとめ
ここまでドメインと SEO の話をしてきましたが、ドメインが SEO に及ぼす影響はそれほど高くありませんので、最低限抑えるポイントさえ抑えておけば、あとは好みの問題となります。サイトに相応しいドメインを取得して、より良いブランドを構築して行きましょう!
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