SEOに必要な文字数とは?|3分で分かるSEOコラム
結局SEOに必要な文字数はどれくらいなの?
文章を書けば書くほど、文字数が多ければ多いほど、SEOにとっては有利なのでしょうか。
1,000文字は最低必要で、5,000文字あればかなりいいところまで行ける?
結局、SEOに必要な文字数はどれくらいなんでしょう。気にかけているウェブマスターの方も多いのではないかと思います。
Googleの見解「文字数に最適な数はない」
Googleの見解は、推奨する文字数はないし、最適な文字数もないの一点張り。
まあ、それはそうでしょう。まず、文字数が多ければ順位を上げるなんていうアルゴリズムは存在しません。
もしそんなアルゴリズムが存在していれば、検索結果には長文のページがずらりと並ぶことでしょう。ですが実際はそうなっていません(2年ほど前に、長文こそ正義! と謳った長文SEOなるものが流行りましたが、すでにブームは去ったようですね)。
古くは検索キーワードがページに含まれていれば含まれているほど、検索結果に表示された時代もありました。ですが、キーワードが書かれているだけで、内容が空っぽのページもあったわけですね。パンダアップデートは、そういった中身のない低品質ページが上位表示されるのを防ぐ、Google のアルゴリズムアップデートでした。
パンダアップデートは今やコアアルゴリズムという基本的なアルゴリズム群の中に組み込まれ、個別にアップデートが周知されることはなくなりましたが、品質改善アルゴリズムとして今でも中で生き続けています。
検索エンジンが言語を認識する精度は年々高まっていて、ユーザーが検索したキーワードに対して、そのユーザーが求めている情報を返すことがどんどんうまくなっています。
文字数が1,000文字だろうと10,000文字だろうと100,000文字だろうと、検索ユーザーが満足するページであれば、検索結果の上位に表示されることになります。
では、検索ユーザーが満足するページとは何なのか、という根本的な問題に突き当たります。
ここで具体例を取り上げながら、見て行きましょう。
文字数と検索キーワードの関係性
上の図は、「犬」に関連する検索キーワードの中で、検索数が多いものをピックアップして、10位以内、11~30位、31~50位、51~100位の4つのパートに分けて、平均文字数をグラフ化したものです。
全体の平均値を見ると、確かに検索上位の方が文字数は多い傾向にあります。しかし、この数値のみで「やっぱり文字数が多ければ多いほど順位が上がりやすいのではないか?」と判断するのは性急過ぎます。
「犬 アレルギー」に関して言えば、全体平均が4,511文字に対して、10位以内の平均は4,172文字に留まり、むしろ全体を下回っています。
これは、犬のアレルギーについての大枠を知るための情報量が、さほど多くないということが考えられます。
人間の犬アレルギーについて書かれたページもありますが、情報量としては同程度となっています。
反対に、「犬 しつけ」というキーワードでは、10位以内の平均が7,596文字と、全体平均の3,200文字を大きく上回っています。
しつけの種類が多岐にわたり、ユーザーを満足させるような情報を掲載すればするほど長文になることが考えられます。
また「犬 服」では EC サイトが検索上位を占める影響で、10位以内の平均文字数が9,076文字と、11位以下と比べて突出して多くなっています。
このように、文字数の量は検索キーワードによって、かなり異なる結果となりました。
ただ、それぞれの検索キーワード内だけで見ると、今回調査した20キーワードのうち、実に17キーワードで10位以内の平均文字数が1番多いという結果でした。
もしあなたが、ある検索キーワードで上位表示させるために新しくページを作るとしたら、その検索キーワードで上位表示されているページの文字数を調べて、同等かそれより少し多いくらいの文字数を目安にしてはいかがでしょうか。
ここで気を付けたいのは、目標文字数ありきで無理やり文章を増やさないことです。
文字を増やすことで内容が薄まったり、読みづらくなったりしてしまうと逆効果です。
あくまでユーザーに文章を読んでもらうことを念頭に、内容を充実させるよう心がけてください。
まとめ
結論としては、端的に言えば、「基本的には文字数が多いとプラス。ただし読者目線を忘れずに」。
ウェブページの良いところは、満足のいかない結果だったら、何度でも文章の追加や削除などの修正を行えるところです。
一発で良いページを作ろうと肩肘張らず、ユーザーのニーズに合わせて臨機応変な対応をしていきましょう!
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