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Baidu SEOとGoogle SEOの違いとは?

Baidu(百度)の検索エンジンについて

Baidu SEOを対策する前に、まずBaidu(百度)の検索エンジンとはどういったものなのか、どれほどの需要があるのか知っておきましょう。

Baidu(百度)は中国固有の検索エンジンで、圧倒的なシェアを持っています。
Baidu (百度)の検索エンジンの他にSogouという検索エンジンも利用されていますが、モバイルでは90%以上の高い割合でBaidu (百度)が使用されているのが現状です。

■中国の検索エンジンシェア「デバイス別」

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▼参考データ:2021年2月 各国・地域におけるPCとモバイルの主要検索エンジンシェア
https://www.auncon.co.jp/corporate/2021/0323.html

中国向けのSEO対策をご検討中の方は、GoogleではなくBaidu SEOを行うことをおすすめします。


Baidu SEO対策で知っておくべきこと

基本的に、Baidu SEOの考え方はGoogle SEOとほとんど同じですが、Baidu SEOは検索エンジンにサイトが認識されるまでのステップが複雑です。

この点を踏まえて、Baidu SEOを行う時に知っておくべきことや、効果を出すためのポイント、Google SEOとの違いなどを解説します。

Baidu SEO対策 その1:対策キーワード
まず、Baidu (百度)検索エンジンに対策キーワードを認識させるためにサイトを最適化する必要があります。
そのため、titleタグ・meta description属性・meta keywords属性に対策したいキーワードを記載しましょう。

記載のルールとして以下を参考にしてください。

・titleタグ
文字は80バイト以内で記載。
文章の先頭にキーワードを記載。
他ページと同一の内容はNG。
・meta description属性
文字数は180バイト以内で記載。
対策キーワードを含めた説明文を記載。
ページと関連のないタイトルや、キーワードの詰め込みは避ける。
他ページと同一の内容はNG。
・meta keywords属性
記述するキーワード数は上限10語以内
それぞれのキーワードは「,(カンマ)」で区切る。
他ページと同一の内容はNG。

Baidu SEO対策 その2:h1タグ・alt属性
さらに、h1タグ・alt属性を最適化しましょう。

記載のルールとして以下を参考にしてください。

・h1タグ(ページの見出しを表すタグ)
検索エンジンがページのテーマ性を判断する際に重視している為、キーワードを含めた見出しを記述する。
・alt属性(画像の内容を適切に検索エンジンに伝える)
画像の文言と同一の文言を代替テキストとして記述する。

Baidu SEO対策 その3:rel=”canonical”属性
Baidu (百度)検索エンジンは1つ1つのURLを個別のページとして認識するため、同じページに複数のURLが存在する場合、ページを正しく認識してもらえないことがあります。
その際、rel=”canonical”属性を適切に設定することで、 検索エンジンへ評価対象URLを正しく認識させることができます。
重複ページがある場合はrel=”canonical”属性を設定しましょう。

Baidu SEO対策 その4:キーワードとコンテンツの関連性
キーワード対策の際は、ページ内のコンテンツがキーワードと関連している内容か、キーワードが含まれているかを考慮しましょう。
※キーワードは不自然に記載しないように注意をしましょう。

Baidu SEO対策 その5:内部リンク・外部リンクの設置
クローラーがサイトを理解しやすいよう、サイト内のページを遷移させる必要があります。そのため、内部リンクや外部リンクもしっかり設置しましょう。

・内部リンク
サイト内の重要なページや第2~3階層からのページにグローナビゲーションやフッターリンクなどが設置されているか確認しましょう。
・外部リンク
多くの外部サイトにリンクを貼ることによって、サイトの認知が高くなり、クローラーが対象サイトを認識しやすくなります。対象サイトへの評価も高まるので、設定しましょう。
※全く関連性がないサイトやリンクを不自然に設置することは避けましょう。


Baidu SEOと Google SEOの違い

SEO対策には大きく分けて内部施策と外部施策がありますが、その特徴は検索エンジンによって異なります。以下にBaidu (百度)とGoogleのSEO対策の違いについてまとめました。

Baidu SEOと Google SEOの違い その1:ICPの登録が必要

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・ ICP「Internet Content Provider」登録申請について
中国では国内で利用されるWEBサイトを一括で管理しています。適切なサイトをユーザーに表示させるため、中国工信部へのサイト構築申請の提出が必要です。許可が降りたら、ICPライセンスの番号が発行されます。その番号をサイトのページに記載ことで登録が完了します。

これは中国でウェブサイトやCDNサービスを利用するために中国政府が定めた法律で、登録が義務付けられています。
中国国内でWEBサイト公開をするには中国にICP登録という事前申請手続きが必要です。
※ICP登録を伴わないWEBサイトは国から閉鎖指示を受けることがあります。

ICP登録が必要な場合
・サーバーを中国に設置している
・サーバーを中国に設置するが、ドメインは「xxx.jp」「xxx.com」。
・サーバーは海外(中国以外)に設置しているが、中国のCDNを利用する。
・サーバーを中国に設置してドメインも取得したが、更新せずに放置していた。
ICP登録が必要ではない場合
・サーバーは中国以外に設置している
・サーバーは中国以外に設置している、海外のCDNを利用して配信する

▼中国工信部のホームページ
https://beian.miit.gov.cn/#/Integrated/index

Baidu SEOと Google SEOの違い その2:サイトマップの設定方法
作成したサイトマップを検索エンジンに通知してください。
そうすることでクローラーがサイトを認識してくれます。ただし、Googleのようにサーチコンソールからサイトマップを渡せるような機能はまだない(まだテスト中で一般非公開)ため、その3で説明するrobots.txtにより知らせる必要があります。

Baidu SEOと Google SEOの違い その3:サーチコンソールが使えない
Baidu SEOでも、クローラーのサイトへの認識を強化する必要があります。
Googleではサイトを認識させるためにサーチコンソールから申請ができますが、Baidu (百度)にはこのような機能がないので、直接Baidu (百度)のサイトから申請します。

▼Baidu申請用サイト
https://ziyuan.baidu.com/linksubmit/url

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サイトを認識させる手順
・Baidu(百度)のアカウント(メールや百度統計など)にログイン
・URLを入力(ドメインのみでOK)
・セキュリティ対応して「提交」ボタンをクリック
・完了

Baidu SEOと Google SEOの違い その4:ソーシャルシグナル

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ソーシャルシグナルは現在SEOの観点から重要視されている項目のひとつです。
サイト内の良質なコンテンツがユーザーに支持・拡散(シェア)されることで、順位向上に寄与します。
Baidu (百度)はGoogleと同じようにSNSが検索結果に影響を与えると言われています。
対象となるのはWeChat、人人(renren)、新浪微博(weibo)、优酷(Youku)、QQ空间(Qzone)などのソーシャルメディアです。

Baidu SEOと Google SEOの違い その5:インデックスされるのが遅い
Baidu (百度)のインデックスはGoogleより遅く、システムも荒い状態です。
新規サイトを立ち上げたり、サイトリニューアル・更新する場合、Googleは比較的早くインデックスされますが、Baiduの場合は1~2ヶ月かかる場合があります。

Baidu SEOと Google SEOの違い その6:順位変動が大きい
Baidu (百度)はGoogleと比較して順位変動が大きいと言われています。Googleでは短期間で10位以上の変動があることはほとんどありませんが、Baidu (百度)では1週間だけでも大きく変動する場合があります。
Baidu SEOでは、より頻繁なコンテンツの更新が必要となります。


終わりに

以上がBaidu SEOの重要ポイントの解説でした。Google SEOと異なる部分を考慮しながら、施策を行うだけでも効果に繋がるので、是非参考にしてみてください。

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