SEO観点でのリンクの意味|3分で分かるSEOコラム
サイト内のリンクも外部ドメインからのリンクも、サブドメインからのリンクもすべて「リンク」という扱いになります。SEOで順位を上昇させたい場合はこれらの「リンク」で対策することも手段の1つです。リンクの施策は大きく、内部リンクと外部リンクに分けることができます。このリンク施策によってどのような効果につながるかをこれからご説明させていただきます。
内部リンク
内部リンクとはサイト内に設置されている、同一サイトの別ページへのリンクのことを言います。内部リンクのSEO的な効果は大きく分けて2点あります。
・ページがクローラーに読み込まれやすくなる
サイト内にリンクを設置すると、クローラーが簡単にページを見つけることができるようになります。
・サイト内の「被リンク」を増やすことで評価を高める
リンクを受けたページの評価は基本的に高まります。
外部リンク
外部リンクは被リンク、バックリンク(Backlink)とも呼ばれています。ドメインの異なるサイトに、自分のサイトのリンクが設置されている状態のことを指します。
リンクは結果的にSEO施策として重要
内部リンクや外部リンクはいずれも、リンクの「受け側・渡し側」があり、それぞれ「被リンク・発リンク」とも呼ばれています。
リンクは投票にもよく例えられ、「他のサイトへリンクを設置する」ことは「他のサイトへ投票する」、逆に「他のサイトからリンクを設置してもらう」ことは「他のサイトから投票してもらう」とも言いかえることができます。リンクが設置されると、ウェブサイトを見る人、知る人も増えることになります。Googleが、被リンク・発リンクが多いというよりも、世界中でどれだけのユーザーがサイトを見てくれるのか、どれくらい評価をされているのかを重要視している、ということも頭に入れておきましょう。
リンク受け・渡しのイメージとして、以下をご参照ください。
・外部サイトからリンクを受ける
※別サイトに自分のサイトのリンクが設置されているパターン
・外部サイトにリンクを渡す
※別サイトのリンクを自分のサイトに設置するパターン
ペンギン・アップデートとリンク
Googleはアルゴリズムのアップデートを重ねて、質の高いウェブサイトを検索結果の上位に表示しています。ペンギン・アップデートは簡単に言うと、外部リンクに関わるアルゴリズムのアップデートになります。今ではコアアルゴリズムの一部となり、リアルタイムで更新されるよう変更されました。
厳密には、ペンギン・アップデートはリンク以外にも影響があるアルゴリズムです。詳しく知りたい方はこちらをご参照ください。
ペンギンアップデートについて↓
リンクによる施策の解説
内部リンク施策
内部リンク施策をするにあたり、以下の4点が重要です。
・対策キーワードを含めた文言でアンカーテキストを設定する
・グローバルナビゲーションにリンクを設置する
※サイトの全てのページに共通して設置するメニューからのリンクになります。
・パンくずリスト内の各ページへリンクを設置する
※クローラーがページをたどりやすくなりますので、設置を推奨します。
こちらはユーザービリティ観点でも階層構造を直感的に判断ができるようになります。
・フッターにリンクを設置
※フッターはサイト内の全ページに反映するもののため、設置すると多少の評価を得られますが、あまり数が多いとスパム扱いされますので、サイト内で重要なページのみに 絞りましょう。
外部リンク施策
外部リンクに関しては、キーワードを含んだアンカーテキストとして設置されていると効果的です。例えば、ドメインの異なる関連グループサイトからのリンクは扱い的には外部リンクとなります。その他の外部リンクは基本的に自然リンクを期待することになりますが、中にはサイトの評価が下がってしまうリンクも存在するため、注意が必要です。
注意点:
・Googleのガイドラインに違反しているリンクを避けること
・リンク元サイトの品質に問題があるリンクを避けること
→Google のガイドラインに違反しているリンクとは?
ガイドラインに違反しているのは例えば、「隠しリンク」となります。こちらのリンクは検索エンジンのクローラーは発見できますが、人の目で見えないリンクになります。例えば、以下のようなリンクが隠しリンクとなります。
背景と文字の色が同じリンク
画像の下に隠れているリンク
文字が極端に小さいリンク
CSSで画面外へ飛ばしたリンク
リンク元サイトの品質に問題があるリンクとは?
こちらの見分け方は少々難しいですが、例を挙げますので、参考にしてみてください。
自動登録型のリンク集
自動登録型のリンク集・ディレクトリ式検索エンジンは、自動登録という性質上、誰でもサイトを登録することが可能です。そのため、リンク集としての質が低くなる傾向があります。
低質なコンテンツ
日本語の文法は正しいのに、支離滅裂で意味が通らない文章のことを「ワードサラダ」と言います。ランキング操作を目的としたリンクと判断される可能性が高く、否認の対象となります。
無関係な海外サイトからのリンク
知らないうちに海外サイトにコンテンツをコピーされていたり、コメント投稿を利用してリンクされるケースは、大規模サイトやECサイトによく見受けられます。 そのほとんどがスパム目的のため、否認の対象となります。
アフィリエイト目的サイト
アフィリエイトの数を獲得することだけが目的である、コンテンツの質が低いサイト。
サイト内で重複コンテンツがある
同サイトの中に別ページにも同じコンテンツ、テキストを使用しているサイト。
上記のようなリンクに対しては、リンクの否認を行うのが効果的です。
リンク否認につきましては、Search Consoleヘルプ記事をご参照ください。
外部リンクの本数は多い方が効果的?
結論、リンクの本数は多ければ多いほど効果的と言えます。ただし、ペンギン・アップデートVer 4.0により、単純に本数だけを集めることは無効、または逆効果になる可能性が高くなってきています。
現在はリンクの本数というよりも、リンク設置しているウェブサイト、またリンク自体がどのようなものなのか、ということの方が重要になっています。リンクは、本数が少なくても、高品質のリンクであれば、順位は上がる傾向にあります。
一方で、リンクの本数が非常に多く、悪質なサイトからのリンクがあるなど、リンクが良くないものであれば、順位が下がり、逆効果になってしまいます。
これからSEO目的でリンクの施策を行う場合は、ガイドラインを考慮しながら対応をいただけると嬉しいです。
アウンコンサルティングのグローバルSEOについて↓
SEO関連資料ダウンロードはこちら↓
セミナー情報はこちら↓
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?