最近のアクリル画
8月に入ってアクリル画に手を出した。
手を出したと言っても、何か本腰を入れて取り組んでいるわけでもなく、僕としては夏休みの宿題気分で、ただ純粋に遊んでいる感覚に近い。
絵を描いていると、自然と集中してしまうので、脳がブツブツ呟くこともなく、無心になれるのが面白い点だと感じる。
完成した作品を見てみると、小学生が描いたような見栄えに映るが、気にしないことにしている。
ここで、下手とか才能がないとか思ってしまうと、要は自分を否定してしまうことにつながる。できないからといって、できない理由を安易に自分に向けない。
自己否定してしまうと、碌なことがないと最近気づいた。
そして、誰かから評価されることも気にしない。
これもまた、絵を描く行為が他人軸や目的的になってしまい、何かのための手段に成り下がってしまう。
もちろん、アーティストはそういう観点にならざるを得ないことも否定しない。
さて、ここから矛盾したことを述べるが、かと言って、僕は自分の部屋に作品を眠らせておくということもしないようにしている。
我々は、色々な場面でお互い影響されあっているわけで、このアクリル画を描こうと思ったきっかけも知人の影響である。
なので、公に発表して、誰かに面白がってもらう機会を創出する。
他者に面白がってもらうということは、受動的にしか成し得ないと思っている。自分が思いもしてみなかった形で、誰かに届くかもしれない。そこに、偶然性が重なり、何かが生まれるかもしれない。
ともっともそうなことを書いてしまったが、それがもっともそうという理由で本質を捉えていないのでは?と、いつも恥ずかしくなってしまう自分がいる。
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