【カードのつくり方21】Happy Father's Day 「父の日」は父をなんとする
6月第3日曜日は「父の日」。「母の日」と比べると今一つ盛り上がりに欠ける「父の日」ですが、お父さんがお母さんと同様に大切な人であることは言うに及びません。
ところで、みなさんは「父」を何と呼んでいらっしゃいますか。お父ちゃん、お父さん、パパ、親父。わたしの周囲ではファーストネやニックネームで呼ぶなんていう人もいますよ。
明治生まれのわたしの祖母は「ととさん」。まるで浄瑠璃の世界のような言葉に驚いて、今でもそのときの情景が思い浮かびます。
英語も「父」にはいろいろあります。年齢とともに呼び方も変化していくようで、言葉がまだはっきりしない赤ちゃんの頃なら dada、次第に daddy、そして dad 。
では father はというと、father はフォーマルな呼称なので、かしこまった席やあまり親しくない人と会話するときに使います。
英語圏の国で売られている「父の日」カードに father ではなくdad が多いのも、そんな理由から。
さて、今回もおなじみのA6サイズのカード。ただ今回はランドスケープと呼ばれる、開けると横に長いカートです。A4の紙を縦に切り、半分に折ってつくります。
ランドスケープの良いところは、カードベースに紙を重ねて表紙が重くなっても、カードが倒れず、しっかり立ってくれることです。
father はダイを使ってつくりました。ダイカットマシンがない場合は、パソコンで青い紙の部分をすべてつくって印刷して貼る、でも良いと思います。
材料
紙:10.5×27.7㎝、白1枚(カードベース用)
紙:約9.5×13.5㎝、緑系1枚
紙:約9×13㎝、青系1枚
紙:直径約3㎝の丸、白1枚
紙:グレー2.5cm×8cm(father用)
ダイ:f、 a、 t、 h、 e、 r (Spellbinder)
スタンプ:熊、ボータイ (Perlenfischer)
インクパッド:黒、青(ツキネコ)
つくり方
白の紙を半分に折り、A6のカードべ―スにする。
緑系の紙に青系の紙を貼る。
丸い紙にクマとボータイのスタンプを押し、2に貼る。
ダイカットマシンとダイを使って father をつくり、2に貼る。
ヒント
熊のスタンプを押した紙は、裏に3Dフォームを貼り、カードベースから少し浮き上がらせるようにしています。
熊のスタンプにはツキネコの Versa Fine を使いました。油性顔料のインクで、くっきりとした色が表現できます。インクについては以下のお話も参考に。
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