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新卒採用の目的
新卒採用の目的は、企業における人材のバランスを最適化することだといえる。
毎年一定数の新入社員を迎えることによって、企業の将来を担う次世代の育成に早い段階から取り組み、一から育成していくことで、企業文化を引き継いでもらうことができる。
企業目線でいうとこうなる。
労働参加率がこれ以上あげられない日本では、ひとりでも多くの働き手を確保したいのが本音だろう。
またこれだけ高齢者が増えると介護・医療のサービス需要が増大し、近い将来若い労働力が医療・介護業界に吸い込まれていく可能性が高い。
そうなると資金力のある企業でないと働き手は確保できず、人手不足がより深刻な問題になっていく。
テクノロジーの進化で人の働き方は変化したが、人口減少によりモノを買う人も減っていく。そして経済が衰退していく。
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目の前の人手不足解消のために新卒採用を強化しても日本全体を見れば根本的な課題解決にはならないだろう。
では新卒採用の真の目的はなんだろうか。
誤解を恐れず言えば、天才を見つけることだ。
多数決で物事が決まりやすい社会で埋もれている天才を見つけることができるか、だともいえる。
冷静に考えてほしい。
天才たち、才能溢れる人たちが自らの能力を最大限発揮してくれたおかげで我々は生活できている。
飛行機があるから海外旅行ができる。
スマホがあるからいつでも友達と連絡が取れる。
コンビニがあるからいつでも買い物ができる。
数えきれないくらい今の生活水準を保ってくれる天才たちの作品がある。
固定観念や多数決の常識に支配されてしまうと創造力は消えていく。
幼少期の自由な発想を具現化する場所が企業であるべきだ。
改善できない課題は天才と常識に支配されていない自由な発想を持った若者たちによって解決されていくべきだ。
破壊と創造こそイノベーションであり、最終的に多くの人を幸せにする。
多数決に支配され埋もれそうになっている天才を発掘することが新卒採用ではないだろうか。
そして若い人材の可能性を最大限引き出すのが、育成ではないだろうか。
若者には勇気を持って自らの才能を発揮してほしい。