映画やCMと、素人が撮る映像の間には圧倒的な差が
あったのは平成までで、令和のこの時代は大差がない。数百万という機材でプロが撮影した映像と、スマートフォンで中高生が撮影した映像が同列で並び、視聴回数では中高生が上回ったりするのも当たり前。
インスタ映え、映えスポット、映え写真といった言葉が流行ったのは2017年頃。(さすがに最近はあまり見聞きしなくなった) 当時、インスタ映えを大量生産大量消費していた高校生や大学生も今や社会人になり、アニメ業界やテレビ業界、広告業界に進んでいるのかもしれない。YouTubeやTikTokをきっかけに、映像で生きていく!と決意する若者も多いのかな。
映えビジュアルの頂点は「映画」「Netflix」「コマーシャル」だと思う。プロの撮影スタッフ×照明スタッフ×美術スタッフが作り上げた『画』はやはり段違いに美しい。SNSの映像が安い/早い/うまいファストフードだとすると、映画やNetflixは手の込んだコース料理。コマーシャルは専門店の一皿だ。
ファストフードもうまいんだけど、たまにはね、ちゃんとした料理を食べたいなぁという感じで、月に数回は映画館に向かう。無料で、小さな画面でみる映像とは明らかに違うプロの仕事を味わうために。
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