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sowersガチドッヂチーム

こんにちは!
徳島県でスポーツの楽しさを伝える活動や、
男子新体操クラブを立ち上げようとしているケイタです!

・親子で学ぶお金の勉強会
・スノボ合宿

などのイベントを計画中です!

2021年12月26日にsowersでドッヂボールの大会に出場しました!

sowers sports clubは小学生が様々な競技を体験し、自分に合ったスポーツを見つけることを目的としたクラブです!
普段は大会に出場することは目的としていません。

が!大学生インストラクター「さと先生」「ゆと先生」の
"子供達とドッヂボール大会に出たい!"
の一言でsowersガチドッジチームが発足されました!

2021年9月〜12月26日までの3ヶ月限定即席チームです!

先日無事大会出場を果たし、
子供達も保護者もインストラクターも涙ながらにその活動を終えました。

少し長い記事ですが、sowersでよくドッヂボールに来てくれている方や今回ガチドッヂに参加できなかった方に見て頂けると嬉しいです!

インストラクターの2人

さと先生は理学療法士(作業かも..)の大学に通っている2年生で、小学生時代にドッヂボールで全国大会に出場し選手宣誓も任されています!
かなりのしっかり者で子供達の若いお母さんのようです。笑

ゆと先生も同じく大学2年生です!
出身は兵庫県で小中では野球、高校ではハンドボールをしていました!
物事を俯瞰で見るタイプなので人によっては冷めて見られるかもしれません。
そしてよく練習に遅刻してさと先生にブチ切れられています。笑
けど子供達の話をとても丁寧に聞いてあげたり、本当は温かい心の持ち主です!

僕には勝手に2人が双子の姉と弟に見えています。笑

やるなら全部。

そんな2人からドッヂボールの大会に出たいと相談をもらいました!

大会に出る前に問題がいくつかあり、
sowersは130人程いる生徒がドッジやフットサルやバドミントンなど自分が好きなスポーツに自由に参加できる形なので、毎回練習メンバーが違います。
なので、まず大会に出場したいメンバーを生徒の中から集める必要があります。

そうなるとsowersとは別に練習を作らないといけないので会費も別で頂かないといけません。。
ガチドッヂはこういった集客や運営面なども全て2人が考えています。

大学生は色々と忙しいでしょうし
暇な僕がやってもよかったのですが、
事務的なことも含めて全てしてもらうことで
改めて「自分達のチーム」という実感が湧くと思ったのでお任せしました。

4人

これは初めてガチドッジの募集をかけた時に集まった人数です。

これには2人とも相当焦っていました!笑
「会費をもっと下げる?」
「sowers以外の子供も参加できるようにする?」
「そもそもみんな大会に興味ない?」
「やっぱり辞める?」
など。

"子供達と大会に出たい"
という思いから計画したチーム。
大会用に練習メニューを考え直し、
備品代や場所代を賄うためにはいくら必要か計算し、恐る恐る値段をつけてを募集をかけましたが

大会に出場できる最低人数も集まりませんでした。

僕はクラブ運営を4年間させてもらっている経験上、そのまま告知や体験会を続けていれば集まってくれるんじゃないかな?
と楽観視すると同時に2人のこの時の不安は痛いほど理解できました。

そんな時、既に申し込みをして頂いていた保護者さんがガチドッヂの練習に参加した感想を他の方に伝えてくださったり、「一緒に大会を目指しましょう!」と呼びかけをしてくださりました。

そのお蔭で無事13人の子供達が集まり大会に出場することが決まりました!
この保護者さん達の呼びかけにはさとゆと先生は本当に勇気づけられたと思います。

チームになる

さと先生が小学生時代に在籍していた坂東ビクトリーさん
練習試合を開催して頂きました!

僕はこの日久しぶりにガチドッヂのメンバーに会ったのですが、みんなの上達に驚きました!自信も満々でした!

しかし相手はドッヂボールの徳島県強豪チーム。
1試合目は誰一人当てられず完封されました。

sowersは同じチームでドッヂボールをしてはいますが、

「自分が投げたい!」
「自分が目立ちたい!」

と、まだ個々の集まりという感じでした。
そして初めての試合だったということもあって完全に雰囲気に呑まれており、1試合目は戦う前から負けていました。
(こんなこと言って子供達とさとゆと先生ごめん!!)

坂東ビクトリーさんは技術が高いことはもちろん
チームメイト同士の声掛けや役割分担がしっかりできており、何より試合慣れしていました。

ですがsowersも何回か試合を進めていくうちに少しずつ雰囲気に慣れ、"チームとして勝つため"に子供達同士で声掛けをするようになっていました。

この練習試合があって本当によかったなと思います。

自分が目立てなくても仲間が当てれば嬉しく、
仲間が当てれば自分のことのように嬉しい。

この日、本当の意味でチームになったように思います。

しかしそれでも勝利への道は遠く険しく見えました。

1勝を目指して

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そして12月26日試合当日。

なんと強(凶?)運のゆと先生が選手宣誓を決めるクジを引いた結果、sowersがさせて頂くことになりました。笑

さとゆと先生が選手宣誓の文章を考え、
担当の子供2人はドッヂの練習時間を削って宣誓の練習をしたみたいです!

2人とも堂々とした宣誓で100点満点でした!!!

そしてゆと先生もドッヂボール協会のお取り計らい(無茶振り)により、開会式でsowersの紹介をさせて頂きました!笑

さと先生の選手宣誓も巻き添えで貼っておきます!

さて、今回出場した大会は5試合出場できます。

ゆと先生はなんとか1勝はさせてあげたいと言っていました。

1試合目はなんと練習試合をして頂いた坂東ビクトリー!!

そして今回も見事に完封されましたが、
初戦がまだ知っているチームでよかったと思います。

しかし2試合目も強豪と当たり完封試合。。

練習試合をしたといえど、
大勢の観客がいる見守る中で爆音のホイッスルや相手チームの気迫ある声掛け
やはりまだ大会という環境に呑まれてしまっているように思いました。

しかし3,4試合目からは全滅することはなくなり、
外野からアウトにすれば逆転勝ちできるシーンもありました!

そして最後の5試合目も全滅することはありませんでしたが、遂に勝利には及びませんでした。

ガチドッヂに費やしたこの3ヶ月は、
子供達にとってどんな意味があったのでしょうか。

試合後

全ての試合が終わり全員で集合しました。

子供達は、

「あの時こうすれば当てれたのに!」
「もっとこういう練習をしておけばよかった!」
「違う大会にも出たい!」
「1勝もできなくて悔しい。」

など思い思いの気持ちをさと先生ゆと先生に伝えていました。

何人かの子供は悔しさなのか、
それともこれでチームを解散することが悲しかったのか、泣いていました。

さと先生は
「今日みんなは負けて悔しかったりもっと練習しとけばよかったって後悔しよるかもしれん。その気持ちは凄い大切やけん私はそれをみんなに知って欲しかった。将来みんなが自分の好きなスポーツを見つけた時にもこの気持ちを忘れず頑張ってほしい。そして何より今日こんな経験ができたのは、みんなのお父さんお母さんが私たちに大事なお金を払ってくれて、練習の時には送迎をしてくれたお蔭やけん。帰ったらきちんとお礼を言いましょう!」

と、子供達に伝えていました。

ゆと先生は泣きすぎて何を喋っているのか聞き取れなかったのですが、、笑
あとで子供達に"先生赤ちゃんみたいに泣きよったな!"と言われ、

「みんながドッヂボール楽しいって言ってくれたから嬉しかったんよ。」

と答えているのが聞こえてきて僕もこっそり泣きました。笑



最後に

保護者の皆さんには初の「大会に出る」という試みにも関わらず参加を申し出て頂いたり、最後には2人にお手紙や花束も準備して頂くなど本当にありがとうございました。

さと先生とゆと先生ににとっても今回は大きな挑戦だったと思います。

子供達が2人と同じぐらいの年齢になって何かに挑戦したいと思った時、

"あの時の先生2人みたいに自分も頑張ってみようかな"

と、今回の経験が後押しになればいいなと思います。

来年1月で2人は成人式です!

第2弾があれば成人になってパワーアップしていると思います!笑
その時は是非またよろしくお願いいたします!

では!

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