いよいよ診察室まえ
子宮頸がんになり、ステージ3b。転移はなし。
一度の化学療法済み。
いま、私の知る情報はこれだけ。
これから何を知ってしまうのだろう。
さすがにのんきに毎日暮らしている私も
またこの恐怖の時を迎えている。
心臓はバクバク。
喉はカラカラ。
もう30分後のわたしはどんな様子でいるのだろう。
いつかは迎えるんだし、
これからも幾度もこの緊張と恐怖は味わうんだろう。
心療内科の先生からもらったお守りの
アルプラゾラムも効いてない…いや、効いて
これなのか…
あ、前の患者さんがでてきた。
次はわたし。
がんばれわたし。
きっと泣かないんだろうな。
泣かずに笑ってしまうんだろうな。
心臓、こんな時でも私の意思に関係なく
必死で動いてくれてありがとう。
わたしの意思で動かせるものならもうとっくに
機能停止ボタン押したいくらい。
パートナーだって不安だろうな。
わたしが泣いたり不安がると彼はもっと
どうしていいかわからなくなるよね。
わたしは大丈夫。
まだ自分のことだけ考えてる場合じゃない。
だいじょうぶ。
イッテキマース!!