「お母さんが好きな男性ってお父さんだけじゃないの!?」
子どもというのは、親が異性を気にするのって、その対象がどんなに有名人でも嫌なものなのだろうか?
息子たちがまだ小学生の頃、当時韓国ドラマ『冬のソナタ』が流行り、私も世の奥様方同様、ヨン様にもちょっぴりはまっていたのだが、
長男が「お母さん。お父さんとヨン様と選ぶとしたらどっち?」とよく聞いてきた。
子ども心に気になるのかな?
私が「う~ん…どっち…かなあ…」と悩んでいるとすかさず、
「お父さんじゃないのお~?ひっでえ~。結婚した相手じゃん!」
って突っ込んでくる。
「まあまあ、お父さんはお父さん。ヨン様はヨン様で、好きになってもいいじゃない」と苦笑しながら取り繕うのであった。
その頃PCのデスクトップ画面を、これも韓国ドラマの『春のワルツ』のポートレートにしていたし、『春のワルツ』の関連サイトをしょっちゅう見ていたので、これも息子たちは気になる様子。
「また見てる!」と妙にチェックしてくる。
TVであった映画の『ドラえもん』を見ていて、CGを駆使した迫力のある場面に家族で「すごいね~」って話題にしていたところから、「最近じゃゲームもリアルですごいよね~」という話に発展して、なぜか次男が
「『冬のソナタ』のゲームが出たら、お母さん、買う?」
なんて聞いてきた。
変な質問だな、こりゃ。
長男曰く「でもさ、『冬のソナタ』がゲームになったら、ヨン様を事故に会わせないといけないんだよ!そんなひどいこと、やんの~? だって、RPGだったらストーリー通りにやっていかないといけないんだからね!」だって!
言えてるね!
っていうか、長男くんよ。よくまあ、ヨン様扮する主役が事故に会うことまで知っているね!
そういえば、その後世間では『冬のソナタ』のパチンコとかすごく流行っていたな。
私はやらなかったけど、ストーリー通りに展開していったのかなあ?
それでも最近毎日家でも車中でもしょっちゅう聞いている韓国ドラマ『春のワルツ』サントラ盤に入っている曲で、すでに時々二つほど口ずさんでいる長男を私は見逃してはいないよ!
私が嫌というほどかけていたから、洗脳されるがごとく覚えてしまったのかな。
今ではもちろん、覚えてはいないだろうけど…。
他人にあまり興味を示さない息子たちだったが、好きな俳優やドラマのことを聞いてくるなんて、親のことや親が好きなものなどは関心が強くなってきた年頃だったのかもね。
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