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「修学旅行ってかけがえのない思い出になる」

コロナ禍になり、自粛の嵐であおりを食っているかわいそうな子どもたちは、学校行事も無くなったり小規模になったりしているとのこと。
それを思うと、コロナ禍以前の世界が当たり前の世界とは言えなかったのだね。
二度とない貴重な体験がたくさんできた息子たちは幸せだったのかもしれない。

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六年生になった長男、一泊二日の修学旅行で長崎に行ってきた。

もうそんな年齢になったのかと思うと、子育て期間もけっこう早く過ぎるものだなと、そのころ特に感慨深く思ったものだ。

長崎というところは昔からいろいろと観光・見学できる箇所が多い。

平和公園・グラバー園・大浦天主堂・長崎中華街・オランダ坂・出島・めがね橋・原爆資料館…。
今じゃハウステンボスなんかもあるから、見所満載である。

この中で長男たちが行ったのは、原爆記念館・平和公園・グラバー園だった。
私たちの頃とは違って、特別学習色が濃い内容のツアーになっていたから、究極の観光スポットはそれほどは行かなかったようだ。
次の日は佐賀に立ち寄り、吉野ヶ里遺跡や宇宙科学館なるところにも行ったらしい。

フィールドワークと称してグループで街を散策したり、事前学習して資料をまとめたものも持って行っていたし、宿泊ホテルでも被爆体験者の講和と質疑応答などがあったようである。

それでもやはりすごく楽しかったようで、「あっと言う間に終わった…(長男談)」とのこと。

でも修学旅行恒例の枕投げや、女子の部屋襲撃などはしなかったようである。
今の子はハメをはずすことはしないのかな??

どうやら事前に「この旅行で騒ぎを起こすと、来年の児童たちに影響が出る」という注意を受けていたようだ。

昔の子どもたちなら、そんな注意を聞いていても何とやら、やらかすのがお決まりだったのだが。
先生たちには頭がいたい話だけど、そんなやんちゃ者が以前はけっこういた。
先生に見つからないようにこっそりと、ずるがしこい頭を使って子どもだけの貴重な思い出を作るのが楽しみであったのに。

小学生のやらかしなんて、かわいいものだと思うけどな。

ばれたらばれたで、先生も注意はするけど大人しく寝ろよ!なんてスルーしてくれた。
そんな苦い思い出も、後になれば懐かしいものなんだけど、そんなことを望む母親も問題ありかな…?
(私が六年生だった時の修学旅行では、泊まった宿の私たち女子の部屋に、男子グループがお菓子を持って遊びに来たり、女子同士で枕投げをした記憶がある)

自分がけっこう大人しい性格だったので、逆に子どもにはこういう時はもっとはじけて欲しいとの気持ちもある。
しかしながら血は争えないのか、やはり親に似て子どももそういうところはやけに大人しい。
ま、いいことなんだけどね。

そんな優等生クンが買ってきてくれたお土産は、両家の祖父母たちには抹茶味のカステラに、我が家にもチーズ味のカステラ。
ふふん…本人が大好きだし、定番だからね。

それに加えて家族みんなにそれぞれ、小物を買ってきてくれるという優しい奴!
アリガトー!!。

私にはガラスの小物入れ。主人にはなぜかクロス付のネックレス。
次男には、本人にも買ってきていたが、小さい天然石。
それと宇宙科学館で買ってきたのが、NASA開発宇宙食。
カサカサにフリーズドライしたイチゴだった。
食べてみて、おいしいのか、おいしくないのか…???
ビミョウなお味…。

なんだかたくさん買ってきてくれたけど、持たせたお小遣いが多かったわけではなくて、小学校の修学旅行先の売店は、子ども向けにお手頃価格で販売されているらしく、ありがたい配慮である。

楽しい楽しい修学旅行。
なんだかんだ言っても、きっと彼の心にいい思い出として強く焼きつくことだろう。


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