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アラフォーで初めて「月経」講座を受けてみた、その感想。

こどもを妊娠・出産した時、生理がないって楽だなぁ〜と思っていたから、再開した時は、それまで以上にネガティブな感情が湧き起こった。

もうアラフォーだし、いっそお引き上げ願えたら…とまで思ったが、たまたまSNSで知り合った、海外在住の日本人助産師さん(現地ではドゥーラをされている)が、「月経お付き合い講座」を定期開催していると知った。

あと数年で、どうせおさらばするならば、お別れする時は、気持ちよくありがとうが言いたいなぁ、と思い受講。その感想を書いてみた。

↑「月経お付き合い講座」を開いているyumikoさんのブログ。女性限定ですが、月1回で開催しているので、気になった方はぜひ。

受講して一番よかったことは、月経に対するイメージが変わったことだ。

今までは、日常を制限しなければいけない憂鬱な期間と思っていたが(CMでもブルーdayと言われていたし)、自然な浮き沈み、波、リズム、季節のめぐり、という捉え方を教わったことによって、月経期間は、「制限しなければいけない」のではなく「休息していい」期間なのだと思うことができるようになった。(そういや、日本には、“晴耕雨読”って言葉もある。)

だとしたら、月経がないかのようにアクティブに過ごせる!ことを目指すのが、本当にいいのか?という疑問も湧き、女性のリズムを元に社会(労働)システムを構築したら、どんなふうになるだろう?という思考実験がしてみたくなった。

一方で、男性は、自分の性のはたらきを、どこまで理解しているのだろうと疑問に感じた。女性が月経や排卵の仕組みを正しく理解できていないように、男性も知らないのではないだろうか。男性はホルモンバランスが一定と言われているが、女性とは違う、何か別の、波というか、定期発作というか、わからないけど、なんかあるんじゃなかろうか。男性だって自然の生き物だ。“一定”なわけないと考えるほうが、自然な気がする。

だから、「健康体 =一定」という前提で活動することを求められるのは、実は、男性も、しんどいのではないだろうか。

(男性の射精のメカニズムを、わかりやすく品よく解説しているユーチューバーとかいないか調べてみよう)

女性も男性も、それぞれが自身の性の機能・神秘を理解し、それを互いに共有して受容することが当たり前の状態まで、社会が成熟すれば、さまざまな、尊厳・命が、もっともっと、当たり前に守られていく世界になると思った。


ちなみに、ある国では、月経期間を「ストロベリーウィーク」とか「わたしの花」と呼ぶそうだ。なんかかわいい。こんなふうに表現したら、幼い女の子たちは、いつか訪れるその日を、不安に思うことなく、ドキドキ楽しみに感じることができるかもしれない。

こういうソーシャルデザインをすることも、社会福祉士の仕事だと、私は思っている。

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