公式歓送迎会でトップから言われたこと
昨日の夜は会社公式の歓送迎会がありました。この半年の間に入社した4名の歓迎と私の送別の会です。本当はこの半年間に他に4名が既に去っていますが、送別の会に出てきてくれるような辞め方ではありませんでした。退職する人をまともに送り出す会はもう何年も行われていなかったので、自分事ながら”送別会”はこの会社にあってはレアケースだなと思いました。
入社以来、こうした会社の歓迎会や打ち上げは、お店の選定から日程調整、出席人数の集計、誕生日ケーキの手配、会の最中に行う余興や名札の準備など、全て私がやってきました。宴会の最中も進行をしたり、店の人との交渉や写真撮影やらで忙しい無給で行う”お仕事”でした。
宴会の事前の準備は後任のTさんに教えながら一緒にしましたが、最後の歓送迎会の間はやっと任を降りて、自分も楽しめたのが嬉しかったです。Tさんは大学時代は「飲みサー」だったそうなので、MCもそつなくこなしていて、本当に後任が彼女でよかったと思いました。頼もしいです。彼女の歓迎の会でもあったのに、お役目を押し付けてしまって申し訳なかったですが。
いつもはこうした会には出てこない幹部たちも、今回は恐らく私が辞めるからか、出席してくれました。トップが「この10年間、僕の出す無茶振りにいつも期待を遥かに超える結果を出してくれて、こんなに仕事ができる人はいなかった」と、最上級の賛辞をおくってくれました。
自分が褒められて一瞬心がぐらりと動いて、トップが良い人かのような錯覚をしそうになりましたが、違う違う。こんな言葉に誤魔化されてはいけません。お褒めの言葉は、この上ない心の中の宝物としてありがたく取っておきますが、このトップとはきっぱりと縁を切ります。もうここに戻ることはありません。
あと私があの会社に出勤するのは最終出社日の1日のみ。ついにここまで来ました。夢中で駆け抜けた3ヶ月という気がします。社員の皆さんに慕われたまま、きれいに辞められそうです。私、最後、泣くのかな…。
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