厄年なので盛り塩置き場を作ってみた
今年、私は厄年らしいと知ってから、厄除けという言葉に敏感だ。これまではまったく気がつかなかったのに、世の中には厄除けが溢れているではないか。溢れるは言い過ぎだが、自分の意識が向くとやたらと目につくようになる。
これをカラーバス(color bath)効果というらしい。人の脳は目に映る多くの情報の中から、興味や関心があることを優先的に選別する。自分が意識していると、そのオブジェクトが目に入ってくるようになるのだ。
神社仏閣のお守り売り場はもちろんのこと、雑貨屋や食料品店でも厄除けをアピールする商品を見かけたりする。特に1月だからというのもあるかもしれないが、日本人はこういうライト感覚のゲン担ぎが好きだなと思う。私もその一人だ。
猫を飼い始めて4年になる。以前は玄関に盛り塩を置いていたのだが、猫が舐めたりいたずらするといけないので、塩は置かなくなった。置かなくなったからといって別に差し障りはなかったのだが、今年は置きたい気分だ。
さてどうするか?足元には置けない。我が家の玄関には上に物が置けるような棚もない。猫は相当高い場所でも跳躍できるから、棚があったとしてもその上には置けないだろう。
ドアの枠の部分にマグネットが使えることを思い出して閃いた。小さなブックエンドにマグネットテープを貼り付けて、その上に盛り塩の皿を置けばいいではないか。
人の顔ぐらいの高さに貼り付ければ、猫はきっと気がつかない。皿の下に耐震ジェルを貼れば、塩を置いた皿が滑り落ちることもなさそうだ。ということで、早速100円ショップで材料を調達して、盛り塩を設置してみた。
完全に自己満足だが、シンプルでミニマムな見た目が気に入っている。