自動給餌器 カリカリマシーン導入

私は行きたい時に行きたいところへ行きたくて仕事を辞めた。それなのに、少し前の記事でぼやいたとおり、このところ同居している娘の方が自由奔放に過ごしている。

我が家には猫がいる。日中不在でも1匹で留守番できるが、1日に1回は餌やりとトイレの掃除をしてやる必要がある。以前娘と2人の旅行で家を数日空けた時には、ペットシッターに来てもらっていた。

うちの元保護猫は大人しくケージに入っていることができない性質なので、ペットホテルには預けられないのだ。これが地味に私の足かせになっている。

私が泊りがけの旅に出たいと思ったら、娘にお伺いを立てなければならない。伝えておいたはずの日程を彼女が忘れていたこともあった。今は自分のことで頭がいっぱいの年頃だから、親の都合など優先してはくれないのだ。

世の中には、猫用の自動給餌器も自動掃除機能付きトイレもある。餌は自動給餌器で決まった時間に出しておけばいいだろう。トイレについては自動掃除トイレまでは用意せずとも、トイレを複数個置いておくことでなんとか乗り切れるかもしれない。

機械に生き物の世話をさせることにはどうも抵抗があって、ずっとモヤモヤと迷っていたが、思い切って自動給餌器を買ってみることにした。あくまでも誰かが世話をしてあげることが基本であって、どうしても人間が家に居られない時に備えるのだ。

幸いうちの猫はこのステンレスの餌受けからでも抵抗なく食べてくれた。給餌時間と量の設定もできたので、あとは餌がきちんと指定したとおりに出てくるのか、しばらく観察してみたい。

これがうまく作動してくれれば、私は娘の都合に左右されることなくちょっとした泊りがけの旅になら、思い立った時に出ることができそうだ。随分気が楽になった。