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30年ぶりヨーロッパ旅行-その9-(カレル橋とビヤホール)

10月末に退職して、11月にウィーンとプラハを旅してきました。学生時代の先輩が一緒です。

プラハ城を後にしてカレル橋を目指して丘を下っていきます。結構急な斜面です。

沿道にはずっと可愛い建物が並んでします。おもちゃの街に紛れ込んだようです。(駐車している車がなかったら、もっと素敵だったろうな。)

道端にこんなものがありました。犬の糞を入れて捨てるための紙袋とショベルになる厚紙が入っています。こうした日本と違う文化を見つけると嬉しくなります。

途中、お昼ご飯を食べるためにお店に入りました。夜はピブニッツェ(ビヤホール)として賑わうのでしょう。こちらでピルスナー・ウルケルと丸いパンをくり抜いた中にシチューが入ったものをいただきました。

U Glaubicu

街並みが本当に可愛いです。建物ひとつひとつに表情があって、目がいくつあっても追いつきません。もっと気候がいい時なら街をゆっくり歩くだけで1日費やしたいくらいでした。

カレル橋が近づいてきました。大きな建物は橋塔です。

カレル橋はヴルタヴァ(モルダウ)川にかかる歩行者用の橋です。左右の欄干には合わせて30体もの聖人の像が立てられています。

中でも有名なのが聖ヤン・ネポムツキー。人気のある聖人で台座に触れると幸福になれるというジンクスがあります。皆が触るところがピカピカしています。

幅10mもある橋の上では、楽器を演奏する人、土産物やスケッチを売る人がいました。こんな絵がさらさらっと描けたらいいな。

橋を渡り切ってしばらく進むと旧市街広場です。プラハを紹介する映像には必ず登場する場所です。私はプラハのこの場所をカメラに収めるのをとても楽しみにしてきました。ところが!カメラのバッテリーが赤ランプ。予備のバッテリーはホテルの部屋に置きっぱなしです。

スマホのカメラで撮影

うわ~っ、なんてこった!プラハ城で写真を撮り過ぎました。仕方なくスマホで撮影。スマホの画像も悪くはないんですけどね。くっきり綺麗に映り過ぎて味わいがない気がするんです。

1410年に作られたといわれる天文時計

旧市街広場をぐるっと見てからツェレトナー通りを進んで、前日に訪れた市民会館の外観を拝みました。

ここで一旦トラムに乗ってホテルに戻ります。トラムの窓を流れる街の様子をどうぞ。

ホテルでカメラのバッテリーを入れ替えて、夜の街に繰り出しました。ホテルから歩いて行けるところに、プラハで最も古いピブニッツェがあります。ウ・フレクー 1499年から続く醸造所も兼ねたピブニッツェです。

店内はとても賑わっていましたが、すぐに席へ案内してもらえました。座るや否や有無を言わせずにビールジョッキがどんっと置かれます。

普段、黒ビールを飲まないので、どうかなと口に含んだこちらの黒いビール。とても軽やかで飲みやすくて、イギリスのあの黒ビールとは全然違う味わいでした。美味しいです。

店の中ではアコーディオンが演奏されていました。皆さん、さほど盛り上がるでもなく淡々と過ごしているのが面白かったです。アメリカ人の団体客でもいたら全然違う空気になるんだろうな。

こうしてプラハ最後の夜は更けていくのでした。

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