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贈る言葉は温かく

退職まで半月を切ったので、社外の人に私の退職をお知らせするメールを送りました。こういうやつです。

いつもお世話になっております。〇〇会社のそわかです。
私事で大変恐縮ですが、一身上の都合により10月31日をもって〇〇会社を退職することになりました。在職中は格別なご配慮を賜り、心より感謝しております。改めてお礼を申し上げます。

本来であれば、直接お伺いしてご挨拶すべきところ、メールでのご連絡となりましたこと、大変申しわけなくお詫び申し上げます。後任は、本メールのCCに入れております同じ部署のTが担当させて頂きます。退職までしっかりと引き継ぎを行いますので、どうぞご安心ください。

末筆ながら、貴社のさらなるご発展と●●様のご活躍を心よりお祈り申し上げます。

人材紹介のエージェントたちやシステム、ウェブ、通信系の業者さん、広告代理店、什器や文具の業者さんなどなど、意外とたくさんの人たちと関わっていたのだなと改めて思います。

退職のご挨拶が届くと、紋切型のメールを返してくれる人もいれば、ぐっとくるフレーズを書いてくれる人、はたまた私の退職までに会いに来てくれようとする人など、さまざまです。

私の在職中に何度も退職や異動のお知らせをもらったことがありましたが、私はきちんと手間を掛けてメールを返していたかと振り返れば、意外とあっさりした返事しか書いていなかったなと反省しました。

初めて退く側の人間になってみると、温かい言葉を送られるとすごく嬉しく感じることが分かりました。取引先の人が退職する際に返すフォーマットが用意してあるのかもしれませんけれど、それでもいいんです。

終わり良ければすべて良し。もう二度と関わることがない人でも、例え在職中にいろいろと不満があった人だとしても、最後に掛けてもらえる言葉によって、ずーっと後まで余韻となって印象が残ります。これからは別れ際の言葉掛けには、手間を惜しまないようにしようと思いました。

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