IT前の仕事を思い出しました
プライドだけは高かった
昨日は、まだ独身だった30年前に勤めていた会社のOBOG会に参加してきました。M&Aで今はもうその名は消滅してしまった某外資系銀行の東京支店。パソコンがまだ1人1台ではない時代です。今思えば牧歌的なお仕事内容だったなあと思います。
伝票に印字するのはタイプライター。複写するにはカーボン紙を挟んでいました。Eメールがないなんて、今の人には信じがたいことでしょうけれど、上の人が書きなぐる手書きのお手紙を、タイプライターで清書するのが秘書の人のお仕事でした。
一応システムはあって、キーパンチャーさんが伝票類をまとめて打ち込みます。銀行なので、コンピューターが計算した収支に1円の差もないことを確認しないと帰れませんでした。辛うじてExcelは存在していたので、コンピューターが打ち出したどでかい帳票の数字を、翌日手動でExcelに入力し直して仕訳するような人力処理でした。
そんな仕事は今ならすべて自動化できそうです。あの人数でやっていた仕事は1/3の人員でできるでしょう。でもITが発達して便利になったはずが、一人の人間でできる仕事の量が多くなったので、昔よりも人は忙しくなってしまいました。今のスピード感覚を持ったまま当時にタイムスリップしたら、いらいらするのでしょうか。それとも幸せに感じるのでしょうか。
頭を使うゲームへのお誘い
集まった方々は私よりも年上の人が大半だったので、現役でお仕事をされている人はあまりいません。そうなると、自ずと話題は過去の栄光とこれからの暇つぶしになります。久しぶりの再会でやれゴルフへ行こうとか、どこそこへ飲みに行こうなどという話が持ち上がりますが、面白そうだなと思って首を突っ込んだのが、麻雀教室の話。
麻雀ができる元ディーラーが講師役を買って出て、麻雀教室をやろうじゃないかというのです。薄っすらと興味があったので、仲間に入れてもらうことにしました。頭を使いつつ、人と会話をするいい機会になりそうです。後から話に加わったのに、総務根性が出て、会場探しをする羽目になりました。退職してからの新しい趣味のひとつになるといいな。