【東京・横浜】厳選のホテルバー7店を贈れるギフト
こんにちは。ソウ・エクスペリエンスの根本です。
今から約1年前に発売した「ホテルバーギフト」。ソウ・エクスペリエンスのラインナップの中で唯一、お酒をメインにした贈り物です。今日は、試行錯誤の末にできあがったこのギフトの開発ストーリーと、東京・横浜のおすすめホテルバーをご紹介します。
勇気を出して行ってみた帝国ホテルのバー
私が「ホテルバーギフトを作りたい!」という熱い思いに駆られたきっかけは、1冊のムック本でした。バーの起源や楽しみ方、カクテルの説明が書かれたその本は、シックで上質な世界観が見事に表現され、黒っぽい背景に美しいカクテル写真が際立っていました。その奥深い世界やバーの歴史、カクテルの美しさをギフトで表現したくなった私は、次の定例会議で早速その本を紹介したのでした。
しかし、実は過去に検討されたことがあった「ホテルバーギフト」。商品化するハードルは決して低くありませんでした。
そこで、まずは体験。これまでにもプライベートで2回ほどホテルバーに行ったことはありましたが、今回はギフトを作る視点を持って、足を運んでみることにしました。
選んだホテルバーは、国内外の数々の著名人が訪れる、言わずと知れた名店「オールドインペリアルバー(帝国ホテル)」。1人で行ったので緊張してしまい、しばらくお店の前をうろうろしましたが、「せっかくここまで来たのだから!」と思い切って入店。するとそこには、ホテルの華やかな雰囲気から一転。静けさに包まれた重厚感のある空間が広がっていました。もちろんカクテルは格別な味わい。目の前で自分のためにバーテンダーが作ってくれる特別感や、修行を重ねたバーテンダーの所作の美しさ、そしてカクテル自体の美しさも相まって、恍惚さえ感じる時間を過ごしたのでした。
一人で行って気まずくないかを一番心配していましたが、お酒を注文したいときや、少し手持ち無沙汰になった瞬間に絶妙なタイミングでバーテンダーの方が話しかけてくれ、くつろいで過ごせました。こうした経験を経て、やはりホテルバーが贈り物にぴったりの上質な体験である確信を得たのでした。
商品化のポイントとお店選び
その後社内で何回も議論を重ね、企画を練り直しました。店舗へのヒアリングも同時に実施。その結果見えてきた、商品化のポイントは以下のようなものでした。
お酒は人により好みが分かれ、選ぶこと自体にも楽しみがあるため、一定の金額内で利用者が自由に注文できる形にする
1人で静かに飲みたい方にも、誰かと一緒に会話を楽しみたい方にも贈れる形にする
さまざまなホテルバーで、使っていただきやすい会計システムを採用する
人によってはハードルが高いと感じるホテルバーが、実は初めての方でも安心して過ごせる場であることを冊子やECページで表現する
結果として、「ギフトを受け取った方が、好きなホテルのバーを選び、15,000円分のお酒や食事を自由に注文できるチケット」として商品化することが決まりました。
その場合、どのような店舗を掲載するかが最も重要になります。そのため、掲載いただく店舗選びにはかなり力を入れました。元々お酒に強いこともあり、都内近郊のホテルバーを時には1日に2〜3軒ハシゴしながら、数週間かけて廻りました。
短期間で多くのホテルバーを巡ると、記憶が新しいうちに他の店舗と比較でき、店舗ごとの特徴がよくわかります。それと同時に、商品の具体的イメージがみるみる膨らんでいきました。その中でも、ギフトを受け取った方にお店を選ぶ楽しみを感じていただくため、個性際立つラインナップ(オーセンティックな店舗、食事に力を入れている店舗、モダンな雰囲気の店舗、お酒を使ったスイーツが魅力の店舗など)にすることを重視しました。
東京・横浜のホテルバー、7店それぞれの魅力
商品に掲載いただいているホテルバーは、本当に全店舗おすすめで、どこを選んでもその世界観や特徴に満足していただけることでしょう。
例えば、王道のオーセンティックなバーで洗練された接客を受けてみたい方には帝国ホテルがおすすめです。また、お酒はもちろん、甘いものも味わいたい方、女子会を楽しみたい方には、季節ごとの果実を使ったパフェを出してもらえるグランドニッコー東京台場。せっかくなら、ホテルバーでしか飲めないお酒を味わいたいなら、ホテル内のセントラルキッチンで3日間かけて作ったコンソメを使用したお酒をいただけるThe Okura Tokyoがおすすめです。
以下のページに全店舗の紹介を掲載しているので、ぜひご覧ください!
チームで作り上げたパッケージと写真
一緒に商品化を進めることになったECチームや、冊子などのデザイン全般を担当する制作チームのメンバーには、ぜひ世界観を感じてもらいたく、商品化の前にホテルバーでちょっとした決起会をしました。これは、実際の空気感を味わってもらうことで、なかなか言語化できないことを共有する助けとなりました。みんなで「こんなギフトにすると良いと思うんです」と、ワクワクする時間を過ごしたのは良い思い出です。
そして出来上がったのがこちらのパッケージ。最初に冊子のラフを見せてもらったとき、商品化のきっかけとなったムック本を読んだ時に似た高揚感を感じたことは今でもよく覚えています。
また、ホテルバーの落ち着いた雰囲気や空気感から、目上の方にも安心して贈れるギフトにしたいのですが、そのイメージを打ち出しすぎるとハードルの高さや贈りにくさが感じられてしまいます。そこで、モデルの起用や撮影時の表情で、親しみやすい空気感も伝わるように意識しました。
他の弊社商品についても言えることですが、元々ホテルバーを好きな方だけでなく、「ギフトでもらったから行ってみる」という方にも届いてほしいと思っています。お酒が好きな方はもちろん、美しいものが好きな方、お疲れ様の気持ちを贈りたい方へのギフトをお探しの際には、この商品の存在を思い出していただけると嬉しいです。